創業38年、サイドカーとトライクの製造販売の老舗サクマエンジニアリングからCBR250RサイドカーとGSR250トライクが発売されました。
CBR250R+イオタⅡサイドカー【左カー】
改造費:¥485,000(税抜)【返納書渡し】
主要諸元:乗車定員 3名
空車重量:211kg
全長:2,090mm / 全幅 1,290mm / 全高1,120mm
サイドカーは転倒せず運転が易しいと思えるかもしれませんが、実際は難しい乗り物です。各操作部分が独立していないからです。また、パッセンジャー(サイドカーに乗る人)乗車時とそうでない時では運転の仕方は変わりますし、パッセンジャーの動きが運転に影響を与えます。
一方、トライクはバイクの後輪を外しデフ(差動装置)を取付け後輪を2輪とした3輪車です。トライクは加速の良いバイクの特性と転倒しにくい4輪車の特性を併せ持ちます。車両法ではサイドカーと同じ側車付二輪車になりますがその運転方法はまったく異なり、やさしくすぐに乗りこなせます。
改造費¥717,600【返納書渡し】(税抜)
主要諸元:乗車定員 2名
全長 2,498mm / 全幅 1,298mm / 全高 1,075mm
リアタイヤサイズ:165/70R14
※改造費に 塗装代(一色)は含まれています。
サイドカーを運転する際の注意
サイドカーの動中心はバイクの中心線上にあり、車体の重心は駆動中心よりサイドカー側に約20cm程度ずれています。 走行抵抗はセッティングにより重心軸上に合わせてあります。(ニュートラル状態では手を放しても直進します)その結果、非常に変わった運転特性を持っています。
左前輪が無い4輪車のようなものなので、急な右旋回ではサイドカー輪と前輪を軸にした線を中心として転覆しやすくなります。
また急な左旋回では、重心位置が外側に近いため、内側が浮きやすくなります。 転覆する角度を計ってみると、右への角度は約28度、左への角度は45度以上にもなります。このような特性は、ブレーキング時にも現れますし、アクセルの開閉時にも強く現れます。
サイドカーの運転方法はサクマエンジニアリングのホームページをご覧ください。
http://www.sakuma-engineering.co.jp/sidecar-driving.html
トライクを運転する際の注意
トライクはバンクしません。交差点での進路変更など2輪車と同じ感覚の速度でコーナーに進入してはいけません。オーバースピードでコーナーに進入するとコーナリング中、旋回の内側にある後輪が浮き気味になります。もっとオーバースピードになるとイン側の後輪は完全に路面から浮いてしまいます。片輪が浮いた場合、デフの作用によって(ノンスリップデフではないため)接地している側の車輪にトラクションが掛からなくなります。浮いた側の車輪は逆回転を始めます。この浮いた車輪は接地したときには正回転をしますが、今まで逆回転していたシャフトがタイヤからのトラクションにより急に正回転に持っていかれるので、通常の2倍のトルクが掛かることになります。
コーナーの進入時には十分減速する必要があります。
トライクの運転方法はサクマエンジニアリングのホームページをご覧ください。
http://www.sakuma-engineering.co.jp/trike-driving.html
サクマエンジニアリングでは毎月祝日に展示試乗会を開催しています。
次回は12月23日金曜日午前9時~午後4時
専門スタッフがいますので、気になる点ございましたら、直接尋ねてみましょう。
※会場 「ショールームサイドカースクエア」 試乗コース内