選手発信のファン感謝イベント開催
2020年も残すところあと350日となってしまいましたが（←定番）モータースポーツシーズン開幕までもう少し！ MotoGPのオフィシャルテストは２月スタート、ワールドスーパーバイクは２月28日開幕、そして全日本ロードレースは４月４日、全日本モトクロスは４月11日開幕です。ちなみにAMAスーパークロスは１月４日に開幕していますがね^^
その、日本モータースポーツのシーズンオフ、埼玉県サーキット秋ヶ瀬で「ジュニア２＆４」という聞いたこともないようなイベントが開催されます。これは、原田哲也さんと４輪プロドライバーの本山哲さんが発起人となってスタートしたファン感謝イベントで、シーズンオフの間に、ファンのみんなと遊んじゃおう、というものです。
しかし、このイベントは実はある目的があって、それが昨年10月の台風被害からの復興イベント。ご存知のように、10月の台風で、サーキット秋ヶ瀬は壊滅的な被害を受けてしまいました。
秋ヶ瀬の横を流れる荒川の増水でサーキット施設がすべて水没！ 水が引いたら引いたで、増水でクラッシュパッドはもちろん、倉庫に使用していたコンテナまで浮いて流され（あの重いコンテナが！）コースは流入した泥でいっぱい。
水が引いた後の秋ヶ瀬 もう…唖然とします 自然の脅威がここまで…（写真／武田雄一）
秋ヶ瀬復興にボランティアのみなさんが集まってくれました （写真／平山浩司さん）
営業再開のめども立たない中、武田雄一や亀谷長純ら秋ヶ瀬にゆかりあるみんながつぶやいたtwitterやfacebookを見て、手伝います、掃除しましょう！のボランティアが50人も60人も集結！ それどころか、重機あるよ、電気工事できるよ、高圧ホースあるよ、というプロまで現れて、なんと秋ヶ瀬は奇跡の復活を遂げたのです。
もちろん、復興の工事費、営業を停止していた間の損益を含めると、サーキット秋ヶ瀬の被害は甚大。そこで、ここ秋ヶ瀬で育ったライダー&ドライバーが「オレたちになんかできないか？」と、このイベントを企画したというわけなのです。
当日は、ライダー＆ドライバーがじゃんじゃんゲストとして来場してくれて、レースも、イベントも、お楽しみもたくさん。年に一度のあのテレビオンエアの「MotoGP座談会」も収録されるとか何とか……。ってことはWGPチャンピオンにまじってM1チャンピオンも来るね、きっと(笑)。
開催クラスは以下の通り。
①レンタルバイク耐久：プロライダーと一般参加者がチームとなって１時間耐久
②レンタルカート耐久：プロドライバーと一般参加者がチームとなって１時間耐久
③74Daijiroレース：バンビーノ／フレッシュマン／EXPクラス開催
④Micromax Jrカートレース
⑤MotoGP座談会収録のプロライダーによる74Daijiroガチンコ対決
⑥プロドライバーによるレンタルカートガチンコ対決
コースサイドのパドックエリアでは、74Daijiro体験試乗会やJrカート体験試乗会、ストライダー特設コース、飲食店やプロライダー＆ドライバーのお宝チャリティオークションもあります！
ドライバーは本山哲さん／道上龍さん／福住仁嶺さん／牧野任祐さん／千代勝正さん／星野一樹さん／武藤英紀さん／安田裕信さん／佐々木大樹さん／平中克幸さん／池島実紅さんらが参加予定。
ライダーは原田哲也／青木治親／坂田和人／加賀山就臣／岡崎静香／岩田悟／小室旭／長島哲太／小椋藍／浦本修充／水野涼／名越哲平／榎戸育寛／村瀬健琉／亀谷長純／武田雄一らが参加予定。この他にもどんどん参加表明があったみたいです。それに、もう書いちゃえ、チュートリアル福ちゃんも来てくれる予定です(笑)
福ちゃんも秋ヶ瀬育ち…ではないけど(笑) オレもなんかできませんか、と参加を快諾してくれました！
チャリティオークションの売上金は全額、台風19号の被災地に寄付されます。入場料は1000円ですが、これはサーキット秋ヶ瀬へ復興支援金として寄付されます。
1982年の開業以来、たくさんのライダー、ドライバーがここ秋ヶ瀬でレースをはじめ、世界へと旅立っていきました。モータースポーツを元気にしようぜ、子どもたちにモータースポーツの楽しさをつないでいこうぜ――それがサーキット秋ヶ瀬が続けていること。自然災害くらいでこの流れを断ち切らないためにも、さらに加速させるためにも、秋ヶ瀬春祭りが行なわれます！ １･19日曜日は秋ヶ瀬に行こう！ もちろん本誌も取材にお邪魔します！ たくさんお金使ってきます！
写真／サーキット秋ヶ瀬 武田雄一 平山浩司 文責／中村浩史
