割り切った性能に、心底ほれる人は少なくないはずだ
アルプ200は、灯火類とナンバーがついていて、公道の走行もできる。街中を走るくらいなら、申し分ないし、エンジンもジェベル200ベースだから信頼度は高い。だが、高速道路をつかったロングツーリングには向いていない。メディアというのは、たいていにおいて「向いていない」とは書かないものだ。たいてい曖昧にお茶を濁すけれど、濁しようもないほどアルプ200は向いていない。
ある意味、ローパワーなエンデューロレーサーくらいに理解した方が、いいかもしれない。逆に言えば、ここまでで書いてきたとおりで、オフロードに持ち込んだときのフレンドリーさは比類なきレベルだからである。
Beta
ALP200
¥588,000(税別)
特徴的なヘッドライト。重量はほとんど感じない。国は違うが、プジョーの猫目のようなじわじわくる愛らしさに溢れている。
前輪が動くと、感知してメーターが起動する。メインキーとは関係なく。このあたりも、エンデューロマシンと同様の仕組み。