全日本エンデューロ選手権、今季ゼッケン10をつけて走る大神智樹が、世界最高峰のエンデューロレース「エンデューロGP」に向かっていった。9月25日現在、大神はイタリアの地で下見や練習走行をこなし、夜のスーパーテストを待っているところだろう。大神は、2017年にはじめてエンデューロGPに挑戦しており、今回は2度目のチャレンジになる。2017年、大神は多くのイタリア人にもみくちゃに応援され、熱い歓迎を受けながらも…エクストリームテストのゴールで、ある老人に中指をつき立てられていた。

僕がエンデューロをやってる理由は「難しい」から。トライアルの難しさを知っていても、エンデューロは難しいと感じます。スピードが速いだけでもダメ、セクションがクリアできるだけでもダメ。つまり、エンデューロってどこか一つ突出していてもダメ。まるで総合格闘技みたいですよね」と大神は語る。アスリート人生としては、もっとも脂の乗るだろう20代を大神は、エンデューロに捧げ続ける。「難しいから、面白い」と。

あと数時間で、エンデューロGPのイタリア大会がはじまる。最初は、スーパーテスト。金曜の夜に、前座として開催されるエキシビジョン(とはいえ、リザルトにも反映される)だ。

画像: イタリア行きの1週間前、全日本エンデューロ選手権のルスツで腕を痛める大神…。

イタリア行きの1週間前、全日本エンデューロ選手権のルスツで腕を痛める大神…。

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