スズキ新型「ハヤブサ」の車体設計
単に変えるのではなくいいものは残す選択
「最高のハヤブサ」を造り上げるために、何を選ぶのがベストか。あらゆる検討とトライを重ねた結果、スズキがたどり着いたのは従来型のエンジン、車体の熟成だった。
新型ハヤブサのシャシーは、基本的に従来型モデルを継承したもの。鋳造材と押し出し材を組み合わせたアルミ製のツインスパーフレームは、なんと1999年登場の初代から引き継がれる。GSX-Rで培われた最高の技術を注ぎ込んだフレームはバランスに優れ、大パワーをしっかり受け止めるもの。2008年型でスイングアーム形状が一新されたが、今回の新型はそのスイングアームもそのまま踏襲。もともとの基本設計がいかに優れていたかを物語る事実である。
ただ、今回はテール周りの変更に合わせてシートレールを新作。これで700gの軽量化を達成している。
スズキ新型「ハヤブサ」のフレーム・サスペンション・ブレーキ・タイヤ
まとめ:オートバイ編集部