第3戦から…
現時点では、トップのジェット・ローレンスが相当に速い。そこまでのペースは出せていないものの、下田によれば「スタートがよければ、ハンター・ローレンスレベルのライダーはパスできると思います。今回は転けなかったので、しっかり走れればこの辺にいられるんだな、というのはわかりました」とのことで、スーパークロス同様、下田の手応え的に言えば、下田をふくめ3強といってもいいのかもしれない。ジェット、ジャスティン・クーパー、下田。バイクが仕上がりきっていないことは、下田の話からみても明白なのだが、それもだんだん収束しはじめている。
スーパークロス終盤の「インテンシティ(爆発力)」もすこしずつ下田のものになりつつある。
「いまは、本当にスタートしか考えていません。ダブルクラッチのクセも完全になくなりました。スタートもよくなってきています」とのこと。名門プロサーキットは、キャメロン・マカドゥ、セス・ハマカーを欠き、またもや下田とオースティン・フォークナーだけのラインナップ。そのなか、エース格のフォークナーは不調で、いまや下田がトップを走る。ミッチー・ペイトンらの期待が、下田の背中にのしかかる。