モト2、成功したスタート
しかし、モト2のスタートはホールショットとまではいかずとも、成功と言えるはずだ。見てのとおり1車体分しか差がない。
しかし、やはり序盤の勢いが足らず、チームメイトのオースティン・フォークナーに先行されてしまう。これを数周に渡って繰り広げ、トップのジャスティン・クーパーをどんどん先に行かせてしまう展開に悩まされた。
2番手まで追い上げてクーパーに追いすがる下田だったが、届かず。タイトルを賭けたヒートで、クーパー、ジェットの二人は硬直。ジェットは7位以内でタイトルが決まるという状況の中、5番手→3番手までジャンプアップするものの、無理をしないジェントルなライディング。クーパーもそれを察してか、下田とのリードを付かず離さずのペースで走行。そのまま差が縮まることもなく、クーパーが優勝、ジェットが初タイトルを獲得した。
宿敵でありながら、仲のいいジェットを祝福する下田。「もう少し前にいければよかったんですけどね」と言葉少なに笑顔でコメント。後日談を、お楽しみに。