スピードの乗せ方が差を生んだ、65ccクラス
ファースト65クラスは、50ccから65ccに乗りかえたキッズライダーが多く出場するクラス。65ccのスピードに慣れないライダーも多い中、速さを見せたのが巽太壱選手です。ヒート1では1周目からトップに立ち後方を離していく展開に。独走状態でレースを終えました。
ヒート2では小磯選手がホールショットを決め、トップで1周目を通過するも、2周目には巽選手が1番手に浮上します。そのまま巽選手がトップを守りきると思われましたが、ラスト2周のところで転倒。小磯選手がヒート2を制し、スーパー50とファースト65の2クラスで総合優勝を果たしました。転倒した巽選手は7位となり、総合3位に。転倒の悔しさがにじみ出ていましたがこれもレース。次戦の活躍に期待です。
巽選手に転倒がありましたが、その悔しさはレースを通して学べることだと思います。トップの小磯選手とともに、50ccを乗りこなし、65ccを乗りこなしてきている段階なので、まだまだ伸び代がありますね。
スーパー65クラスでは3ヒートとも1位に齋藤輪選手、2位には齋藤輪選手の弟である齋藤極選手が入り、齋藤兄弟の活躍が目立ちました。
齋藤輪選手はスタートから後方を離してレースを先行。直線やコーナーでの開けはもちろん、いなべモータースポーツランドの中でも大きいジャンプ、通称「いなソン」を飛び切る開けっぷりで周りとの差を開いていきました。
ヒート3では、齋藤極選手が好スタートを決めると、1コーナーで輪選手とトップを巡る兄弟バトルを展開。お互いに負けたくないという闘争心が溢れていました。
なお、ファースト50クラスで優勝した齋藤稀選手は齋藤輪選手と極選手の弟。それぞれがトップに入る3兄弟の活躍に今後も注目です。
齋藤輪選手は65ccでの開けっぷりが良くて別格でしたね。齋藤兄弟の活躍が目立っていて、3兄弟での活躍が今後も楽しみです。