早朝から晩まで長距離のハードめなツーリングも楽しいもんだけど、少し遅めに出て、昼飯メインのちょっとしたツーリングも楽しいもの。特にGB350のようなトコトコと走るモデルなら、なおさらだ。
文:松下 尚司/写真:井上 演

ホンダ「GB350」日帰りツーリング・レポート

画像: ホンダ「GB350」日帰りツーリング・レポート

バイクの雰囲気にあったツーリングにしたいね

2022年5月某日、数週間ほど前から予定していたツーリングの日。数日前から雨が続いていたけど、ありがたいことに、この日は朝から快晴。まだ日中も暑くはならない時期だから、バイク乗りにとっては少なく見積もって最高の日じゃないかと。

今回のバイクはGB350。2021年に発売された単気筒モデルで、エンジンのフィーリングや排気音などに工夫がされていて、単気筒が好きな人なら、ちょっと乗っただけでも、面白さみたいなものは気づくんじゃないだろうか。そのくらいこのオートバイは乗りやすいし、分かりやすい。

GBにはこれまでにも乗ったことはあったんだけど、街乗りをちょいちょいくらいだった。今回だって何百キロも距離をいく気はないけど、さすがに高速は使うつもり。まだ、高速道路を走ったことはなかったから、このツーリングの数日前に具合を見るために1日走っておいた。ソロツーってやつだ。

ありがたいことにその日も天気が良くて、気持ちよく走れたから、おかげでGB350の印象はめちゃめちゃ良い。仕事で色んなバイクに乗る機会があると、そういう運みたいなところも印象としては残ったりするもんだ。バイクの評価とは別にね。

画像: バイクの雰囲気にあったツーリングにしたいね

今回、ツーリングと言っても、もちろん取材。カメラマンが必要なので、お馴染み(?)の井上カメラマン。彼とは付き合いも長くて、彼のバイクとも長い付き合い。取材先で自分がよく知るお店で買ったSR400だからだ。何度か「RIDE」にも登場してもらったことがあるけど、買ってから結構なお金を使って自分好みに仕上げてある。単気筒同士だし、排気量も近いし、GB350と一緒に走るにはばっちりマッチしてるじゃないの、このチョイス。

さて、GBとSR。似たような車両なので、気軽に楽しく走る限界も近い。朝9時に編集部に集合してから、「どこ行きましょうか」と、行き先を決める。

「まぁ、行って静岡、山梨、北関東辺りだよね」
「欲しい画(※写真)とかあります?」
「うーん、まぁ、バイクがバイクだから、そんなにゴリゴリ攻めてる写真はいらないからね。ゆったり走ってるところが希望かな。だから、山でも海でも良いよ。あ、海の方、行こうか」
なんて、話をしているところで井上さんはタバコタイムを入れる。

この人は定期的にタバコを吸わないとシャッターが押せなくなる体になってしまっているので、吸える時に吸う。ホントはそんな人、世の中にいないので、多分井上さんは改造人間なんだと思う。大げさに思うかもしれないが、本当によく吸う。ほら、2本目だ。

画像: ツーリング取材と言っても2人でバイク乗ってやっている。井上さんのSR400はオリジナルペイントでかなりカッコ良い。ずるい。

ツーリング取材と言っても2人でバイク乗ってやっている。井上さんのSR400はオリジナルペイントでかなりカッコ良い。ずるい。


2時間も走れば別世界。知らない街を旅する喜び

画像: 2時間も走れば別世界。知らない街を旅する喜び

なんとなく海と進む方向を決めたので、今回は三浦へ行くことにした。

SNSを見ていてもライダー友達が三浦へのツーリングの報告を何度もするのを見ていて気になっていたからだ。

「城ヶ島の方へ行きましょうよ。何個か確実に画も撮れますし。お店も知っているんですよ。まぐろまぐろ♪」

もちろん、目的はまぐろ。まぐろだが、井上さん、まずはどのルートで行くかを決めようよ。結果、そんなにルートがあるわけではないし、朝ゆっくりのスタートだから直接城ヶ島へ向かうことになった。

それにしても天気が良い。高速のって海方面となると、少し肌寒くなるのだけが気がかりだったが、全くもって心配がいらない。雨も降りそうもない。いや、今回は天気予報を信じて合羽も持っていないから雨に降られる可能性はないことになっている。

こういう条件の時のツーリングは最高だ。ただバイクに乗ることに没頭できる。何なら、店を知っている井上さんに先導をお願いしているから、本当にただただバイクに乗っている。でも、それが楽しい。春の陽気のなかをトコトコと走る。最高だ。

画像: 三浦の先っぽである城ヶ島は灯台があって、そこには映え写真用なのか、こんな建物があったりする。

三浦の先っぽである城ヶ島は灯台があって、そこには映え写真用なのか、こんな建物があったりする。

画像: 本物の猫は見かけなかったから城ヶ島のキャラ猫が立派な魚をくわえているので、ちょっかい出してみた。絵だけどね! ニャー。

本物の猫は見かけなかったから城ヶ島のキャラ猫が立派な魚をくわえているので、ちょっかい出してみた。絵だけどね! ニャー。

画像: 晴れた日には伊豆大島や富士山も見える城ヶ島灯台。歴史は古く、江戸時代につくられた「のろし台」から始まり、明治時代に西洋式になったそう。

晴れた日には伊豆大島や富士山も見える城ヶ島灯台。歴史は古く、江戸時代につくられた「のろし台」から始まり、明治時代に西洋式になったそう。

画像: 井上さんが撮りましょうというからポーズ取っているわけで、決して、自らポーズを決めて写真を強要したわけではありません。たぶん。

井上さんが撮りましょうというからポーズ取っているわけで、決して、自らポーズを決めて写真を強要したわけではありません。たぶん。

味の中村屋
神奈川県三浦市三崎町城ヶ島683
営業時間 11:00〜17:00
不定休

画像1: ホンダ「GB350」日帰りツーリング・レポート|のんびり気分で気軽に疾走、SR400と一緒に神奈川県三浦半島へ

井上さんが城ヶ島に来たらこのお店にしかこない、と案内をしてくれた中村屋さん。量、味、コストパフォーマンス、さらに、お店のおばちゃん、全部最高でした!

自分が頼んだのは定番のまぐろ・づけ丼。お味噌汁も漬物もついて1050円と、かなりお得。丼以外にもお刺身定食や、いか丸焼き定食、はまぐり焼き定食などもある。

画像2: ホンダ「GB350」日帰りツーリング・レポート|のんびり気分で気軽に疾走、SR400と一緒に神奈川県三浦半島へ
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