諏訪湖や諏訪大社など、自然と歴史にあふれた諏訪湖周辺を巡る、爽快林道!
カオフェンを初めて体験したのが、連載第1回目の山梨県小菅村での林道ツーリングでした。楽しかった~! 今回で2回目の走行ですが……いやほんと、電動オフロードバイクの衝撃といったらもう! トルクが凄いしギア無しだから、スロットルをひねるだけですごく乗りやすくて、ツーリング中も「フフッ♪ 」が止まらず、超笑顔でした。
この連載企画『ミライリンドウ』は始まったばかりですが、カオフェンと日本中を駆け巡り、これからたっぷりと林道をご紹介します。ぜひあなたにも、実際にカオフェンを「体感」していただきたいです。そしてできれば林道で、静かなモーターのカオフェンと自然に溶け込んで、日常から離れた自然世界の音や空気を存分に堪能していただけますように。
連載第2回目は、著書である『林道ツーリングガイドブック』(実業之日本社)に掲載されています、諏訪盆地エリアです。林道密集地エリアなので、いずれまた、別の楽しかった林道もご紹介いたしますね。今回は、ドーーーン! と広がる信州一大きな諏訪湖の北部にある「林道東山田線」〜南部にある「林道青木沢線」へ向かいます!
道の駅が併設されている小坂田公園をスタートすると、まずは下諏訪町にある「林道東山田線」へやって来ました。この林道は、一つ目の分岐を過ぎた頃から、カラマツ林に囲まれます。この道めっちゃいいんです。夏は涼しく、秋は黄葉に彩られ、その美しさといったら! ため息をつきながら走ったものです。そんな日本の「美」を、あなたにも是非味わっていただきたいです。
登りつめてきた道は、標高1400mを越えるとUターンするように下っていきます。すると直ぐに北アルプスや、高ボッチの雄大な景色が登場。下界から望む景色とは違って、眺望も格別なんです! なので、お天気が良い日に行ってくださいね。
「林道東山田線」を抜けると、諏訪湖畔沿いを南下します。八ヶ岳などの山々と湖を眺めながらの16号線は快適でした。2本目の「林道青木沢線」に辿り着くと、夏の燃えるような青葉が林道の脇を飾っていました。もう、それだけでテンションが上がっちゃうんですが、そんな風景を眺めながら走っていると、楽しくて、元気が出るんです! パワーチャージもしてるかも(笑)
砂利道に松ぼっくりが転がっていました。そうなんです、1本目の林道と同じく、カラマツ林の中にいます。陽光にギラギラと照らされる緑の道は、まばゆくて、美しい。そんな夏らしい光景を楽しみながら、沢底川に沿って蛇行して走ります。目に見えるものは夏だけど、標高が880~1000m超えなので、空気はひんやりしています。サイコーに気持ちいいですね~
林道を走り終え、諏訪湖の東側、国道20号を北上して歴史ある公衆浴場の『旦過の湯』に向かう途中。美ヶ原が見えたとき、「秋の美ヶ原エリアもいいね!」って、カオフェンにつぶやくのでした。
カオフェンの素晴らしい加速
今回走った林道ですが、路面の多くは硬い土の砂利道でした。そんな路面で停止からおもいっきり加速すると、スロットルをひねった瞬間に砂利で後輪が左右にシュッシュッと振られてしまいます。しかし、大トルクで素晴らしい加速をするんです! しかも車重が85㎏ほどと軽量なので、後輪が振られてもまったく問題なく走れました。加速中のデコボコも、足の左右の可動域が広いので怖くありません。走行中や止まっている状態からも、直ぐに加速できるのは本当にラクでした。