前代未聞の80PSを発揮する最強400ccスーパースポーツ、ZX-4RRの実車がモーターサイクルショー2023に登場した。展示車から分かったことをお伝えしよう。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、鶴身 健

カワサキ「Ninja ZX-4RR」ライディングポジション・足つき性

シート高:800mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像: カワサキ「Ninja ZX-4RR」ライディングポジション・足つき性

またがった感じはZX-25Rと同じ。上体前傾度が強過ぎないから街乗りも普通にこなせるはず。シート高はZX-25Rよりも15mm高い800mmで、履いている前後タイヤの外径とサスペンション設定の違いが影響しているようだ。

カワサキ「Ninja ZX-4RR」太田安治の実車チェック

画像2: カワサキ「Ninja ZX-4RR」実車捕捉! 最強400ccスーパースポーツを徹底チェック

車体構成と寸法はほぼZX-25Rと同じながら、右側1本出しの太いサイレンサーはド迫力。エンジンは77馬力、ラムエア加圧時は80馬力と発表されているから、レプリカ時代のF3レーサーと同等。となれば最高速220km/hオーバー、0-400m加速も12秒台中盤あたりをマークするはず。注目はハイグレードな前後サスペンションを装備したRR。かつてのSP仕様のように「アシの良さ」が走りをどう変えるのか、実に興味深い。

カワサキ「Ninja ZX-4RR」各部装備・ディテール解説

画像: 全長で15mm、全幅で15mm大きいが、ホイールベースはZX-25Rと同じ。海外仕様の4Rはシート高が15mm高いが、日本仕様がどうなるか楽しみだ。

全長で15mm、全幅で15mm大きいが、ホイールベースはZX-25Rと同じ。海外仕様の4Rはシート高が15mm高いが、日本仕様がどうなるか楽しみだ。

画像: ボディカラーはいわゆる「KRTカラー」だが、RRは特別に、サイドに大きく描かれた車名ロゴが「RR」となっているのがポイント。

ボディカラーはいわゆる「KRTカラー」だが、RRは特別に、サイドに大きく描かれた車名ロゴが「RR」となっているのがポイント。

画像: ニンジャZXシリーズの「ファミリーフェイス」ということで、LEDウインカー以外のマスクまわりは従来型のZX-25Rと同じもの。

ニンジャZXシリーズの「ファミリーフェイス」ということで、LEDウインカー以外のマスクまわりは従来型のZX-25Rと同じもの。

画像: 4.3インチのカラーTFTメーターを採用する。ライディングモードはスポーツ、ロード、レイン、ライダーの4種類を選択可能。

4.3インチのカラーTFTメーターを採用する。ライディングモードはスポーツ、ロード、レイン、ライダーの4種類を選択可能。

画像: フロントディスクはZX-25Rよりやや小径なΦ290mmの丸形になった代わりにダブルディスク化。タイヤサイズも120と太くなった。

フロントディスクはZX-25Rよりやや小径なΦ290mmの丸形になった代わりにダブルディスク化。タイヤサイズも120と太くなった。

画像: 今回導入された SFF-BP倒立フォーク は、右トップにイニシャルアジャスターを備えた仕様で、新型のZX-25R SEと同タイプとなる。

今回導入されたSFF-BP倒立フォークは、右トップにイニシャルアジャスターを備えた仕様で、新型のZX-25R SEと同タイプとなる。

画像: リアタイヤはZX-25Rより1サイズ太い160サイズのラジアル。サイレンサーは排気量の差からか、新型のZX-25Rと同形状ながら若干長い。

リアタイヤはZX-25Rより1サイズ太い160サイズのラジアル。サイレンサーは排気量の差からか、新型のZX-25Rと同形状ながら若干長い。

画像: RRのみの装備が、このBFRC-liteリアショック。ZX-10R譲りのフルアジャスタブルショックの採用で走りがどう変わるかに注目だ。

RRのみの装備が、このBFRC-liteリアショック。ZX-10R譲りのフルアジャスタブルショックの採用で走りがどう変わるかに注目だ。

カワサキ「Ninja ZX-4RR」主なスペック

※諸元は海外仕様

全長×全幅×全高1990×765×1110mm
ホイールベース1380mm
最低地上高135mm
シート高800mm
車両重量188kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量399cc
ボア×ストローク57.0×39.1mm
圧縮比12.3
最高出力77PS(ラムエア加圧時80PS)
最大トルク3.67kg-m/11000rpm
燃料供給方式FI
燃料タンク容量15L
変速機形式6速リターン
キャスター角23.5゜
トレール量97mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・160/60ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ290mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク

文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、鶴身 健

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