こんにちは、林道ママこと松下時子です。電動オフロードバイク「CAOFEN F80 STREETロングレンジ」とオグショートランポで遊ぶ林道ツーリング『ミライ・リンドウ』、第8回目は、山岳信仰が息づく、妙高戸隠連山国立公園にある、野尻湖東エリアを走ります。

野尻湖を眼下に飯縄山や黒姫山、妙高山を一望する。斑尾高原周遊ルート

画像: ミライ・リンドウ vol.08「長野県 林道斑尾線~荒船林道」絵日記

ミライ・リンドウ vol.08「長野県 林道斑尾線~荒船林道」絵日記

ミライ・リンドウ vol.04にて、野尻湖の西、錦秋の妙高山麓で県境越えをする「林道妙高小谷線」を走りました。今回はこの翌日のお話です。寒くて朝4時に目が覚めた朝、出発前に散歩をしていた時の気温ですらマイナス2度。私が住む埼玉でいう真冬の寒さでした。では、さっそく今回のスタート&ゴール地点となる「まだらお高原・山の家」へ、トランポで移動します。

ミライ・リンドウ vol.04「新潟県・長野県 林道妙高小谷線」はこちら。

画像: 「まだらお高原・山の家」の駐車場です。この施設は、総合案内所として気軽に利用することができます。

「まだらお高原・山の家」の駐車場です。この施設は、総合案内所として気軽に利用することができます。

「まだらお高原・山の家」に到着しました。高原らしい広々とした空。爽やかな青空ですが、風は冷たくて、防風ジャケットをチョイスしてホント良かったです。まずは、山の家に行ってみました。館内は木のぬくもりでいっぱい。お目当てだった斑尾周辺の資料をいただきました。

今回は2本の林道を走ります。1本目は、私が長野県のおすすめ林道のひとつとしている「林道斑尾線」、もう1本はバイク仲間のけんさんに教えていただいた「荒船林道」です。「荒船林道」は初走行なので楽しみ!

画像: 「林道斑尾線」は入口からダートです。右手のガードレールが見えますか? もう少し手前からだとはっきり見えるかな。それと、鬱蒼としてるでしょ。生命がもつれまくってて、生きる意欲満々! でも、ご安心ください。ここだけです(笑)

「林道斑尾線」は入口からダートです。右手のガードレールが見えますか? もう少し手前からだとはっきり見えるかな。それと、鬱蒼としてるでしょ。生命がもつれまくってて、生きる意欲満々! でも、ご安心ください。ここだけです(笑)

「林道斑尾線」の入口には標識はありません。目印は右側にだけある白のガードレール。林道の入口から森の奥へと伸びています。県道504号から砂利道も見えるので「ピン!」と来るかと思います。なお、入口の標高はすでに700mを越えています。ここから1015mまで標高を上げていき、ビューポイントに辿り着いたときには、キラーンと目が輝くだろうことは簡単に想像がつきます(笑)

画像: わあ、秋だこと。林道を走り出すと、ブナのフカフカ道に、いが栗が散らばっていました。

わあ、秋だこと。林道を走り出すと、ブナのフカフカ道に、いが栗が散らばっていました。

画像: 「林道妙高小谷線」でもいろんな色の紅葉を目にしましたが、出だしは黄緑が鮮やかでした。1000m地点を目指して、カオフェンは軽快です!

「林道妙高小谷線」でもいろんな色の紅葉を目にしましたが、出だしは黄緑が鮮やかでした。1000m地点を目指して、カオフェンは軽快です!

画像: 下草や木々に囲まれていますが、明るくて気持ちいいです。

下草や木々に囲まれていますが、明るくて気持ちいいです。

少し標高が上がるだけで山深さを味わえるのも、この林道のいいところです。少しずつ黄やオレンジに変化していく景色を、キョロキョロしながら走っちゃいました。

画像: 妙高山が見えてきました。そろそろビューポイントに辿り着きそうです。

妙高山が見えてきました。そろそろビューポイントに辿り着きそうです。

画像: ビューポイントに到着。このパノラマ、優雅でしょ。サイコー!

ビューポイントに到着。このパノラマ、優雅でしょ。サイコー!

花のようにひらひらとした湖形の野尻湖は、水で満たされ、飯縄山や黒姫山、妙高山の山並みがすぐそこに迫って見えます。この場所は、もう何十年も前に、迷子になった末に辿り着いたことがあります(笑)。当時も見入ってしまった景色は、いつ来ても美しいです。あなたにもぜひ、この瞬間を体感していただきたいです。

画像: 野尻湖を眼下に飯縄山や黒姫山、妙高山を一望する。斑尾高原周遊ルート
画像: 分岐する「林道柴津線」もあるのですが、ルーティングの段階で通行止めでした。なので、本線のみを走ります。ちなみに画像にある「林道菅川線」は舗装路です。

分岐する「林道柴津線」もあるのですが、ルーティングの段階で通行止めでした。なので、本線のみを走ります。ちなみに画像にある「林道菅川線」は舗装路です。

画像: そろそろ終点ですが、ここまで走りやすい路面でした。そして素晴らしいお天気!

そろそろ終点ですが、ここまで走りやすい路面でした。そして素晴らしいお天気!

画像: 11.4㎞のダート終了地点。目の前は県道96号です。こちらから入る場合の目印として「野尻鳥獣保護区」の区域図が立っています。

11.4㎞のダート終了地点。目の前は県道96号です。こちらから入る場合の目印として「野尻鳥獣保護区」の区域図が立っています。

「林道斑尾線」を抜けると、やがて県道96号を離れ、斑川沿いの道を北上します。七曲の池まで来ると「荒船林道」の入口が見えてきます。池はとても小さいです。

画像: 「荒船林道」の入口です。真っ平ですね(笑)

「荒船林道」の入口です。真っ平ですね(笑)

路面を見る限りひんぱんに利用されていそうなので、さっそく入っていきます。林道はずっと下りなんです。標高もさほど高くないので、見晴らしは期待していなかったのですが……。あらまー、途中の深い森林の、ところどころで麓を望むことができました。ブラボー! この林道、気に入っちゃいました。

画像: 頭上から降り注ぐ、ぽかぽか陽気が有難いです。どこまでも爽やか!

頭上から降り注ぐ、ぽかぽか陽気が有難いです。どこまでも爽やか!

画像: なるほど。道幅が広くてフラットな理由は林業が盛んだったからなんですね。木の香りに癒されます。

なるほど。道幅が広くてフラットな理由は林業が盛んだったからなんですね。木の香りに癒されます。

画像: 7.4㎞のダートが終了しました。ここから0.8㎞で「荒船」の標識が立つ5差路にでます。

7.4㎞のダートが終了しました。ここから0.8㎞で「荒船」の標識が立つ5差路にでます。

今回の斑尾高原周遊ルートは、豊かな自然の中を走る、爽やかな林道でした。見どころは、北信五岳に囲まれた野尻湖の眺めでしょう。難易度が低いダートなので、初心者さんも、ぜひ、大自然を堪能してください。そして、体に高原の風を通して元気にリフレッシュしていただきたいです。

This article is a sponsored article by
''.