談:Ruriko/写真:webオートバイ編集部/まとめ:大冨 涼
オートバイ女子部 Ruriko
スズキ・ハヤブサやトライアンフ・デイトナ675を乗り回し、バイク旅系YouTuberとして活躍する一方、webオートバイの生配信の裏方や動画制作などを担当。
【プロフィール・おまけ】
これまで行った場所で一番の絶景ポイントを尋ねました。北海道稚内市にある日本最北の丘陵・宗谷丘陵だそうです!
一歩間違えたらアウト? Rurikoさんの“着替え”の枚数を抜き打ちチェック
出張や旅行など宿泊を伴うお出かけで、最もバッグの容量がかさんでしまう要因は何でしょうか。そうです、洋服です。
新幹線での移動や飛行機、車であれば、でっかいキャリーケースを使ったり、リュックを背負ったりと、如何様にでもなるのであまり気に留めていませんでしたが、バイク旅に出かけるRurikoさんを見て、ふと疑問が浮かびました。
バイクで1カ月出かけるとき、洋服は何着持っていくの?
この記事では、ツーリングに出かける前のRurikoさんを引っ捕まえてチェックした、着替えの種類や枚数を細かく紹介します!
1カ月分の着替えと防寒着
蓋を開けてみたらビックりこれだけ!
Rurikoさんの着替え類を抜き打ちチェックしたところ、入っていたのは圧縮袋3つと、ユニクロのウルトラライトダウン、クシタニのパーカーとハンカチ、圧縮袋の予備だけ。見るからにコンパクトな量にびっくりです。
\ココがポイント/
100円ショップの圧縮袋に詰めて容積減!
Ruriko 衣類はすべて100均で購入した圧縮袋に詰めています! 掃除機などで空気を抜く本格的なタイプもありますけど、お洋服であれば自重で空気を抜くタイプで充分です。
袋の色はなんでも良いんですが、私はピンク・ブルー・グレーの3色を使っています。それぞれ違うカラーにしておくことで、どこにどれを入れたかの棲み分けがラクになるのでおすすめですよ。
★持っていく衣類の種類・枚数をチェック
収納方法のコツはわかりましたが、どんな服を何着持っていくのか気になります。今回は特別に、Rurikoさんが持っていく衣類のセットの一例を紹介してもらいました。
圧縮袋の中身(分け方の例)
ピンク袋……トップス類(半袖×3、長袖×2)、インナー・下着(5日分)
ブルー袋……部屋着(上・下)、フェイスタオル、バスタオル、ハンカチ(3、4枚)、靴下(4、5日分)
グレー袋……パーカー、ライディングパンツ
Ruriko 1カ月の旅では、1週間単位で洋服を着まわす想定で準備をします。下着は5日~7日分、ジャケットの下に着るトップスは半袖と長袖を2~3枚ずつ、ライディングパンツは予備を1本携行しています。
私個人の考え方として、直接肌に触れるものは毎日交換、パーカーなどは数日単位、もしくは汚れたら洗うようにしています。ライディングパンツの下にはいつもスパッツを履いていて、直接汗や皮脂がつかないようにしているので、2本のズボンで1週間の着まわしができています。
Q.ピンク袋について教えてください。
Ruriko インナーや下着類は先に話した通り、毎日洗濯する前提も枚数を持っていきます。必ず長袖と半袖の両方を準備していて、時期にあわせて長袖をちょっと多くしたり、半袖中心にしたりと枚数を変えています。
あと、トップスはシンプルな色・デザインのものを持っていきます。下がライディングパンツだからその方があわせやすいっていうのもありますけど、私の場合、旅先で写真や動画を撮影することが多くて、特徴的な服を着ていると「あ、またこの服着てる」とか思われちゃうかなあ、と思って(笑) 。景色や風景のジャマになりにくい(悪目立ちしない)って理由も含めて、シンプルなものを選ぶようにしています。
Q.ブルー袋について教えてください。
Ruriko この袋の中で絶対に持っていったほうが良いのはフェイスタオルとバスタオルです。
ライダーズハウスに宿泊したり、途中でお風呂屋さんに立ち寄ったりしたとき、アメニティが置いていないことって結構ザラにあるんです。それ以外の用途でも、例えば雨に濡れたときなんかにあって損はないので、必ずひとセットは持っていくようにしています。
あと、そうだ! 部屋着なんですけど、なるべく下着が透けない色、肌の露出が少ないものを選ぶと良いと思います。
部屋着のまま外をうろつける格好の方がラクっていうのはもちろんありますし、宿泊先がライダーズハウスであれば、ほかの方と部屋が一緒になる場合も多いので、お互いへの配慮のためにも、先に挙げたような部屋着を選ぶのが適当かと思います。
Q.グレー袋について教えてください。
Ruriko グレーの袋には、ライディングパンツや防寒着などアウター類をまとめました。ポイントは、夏以外の時期であれば必ず防寒グッズは携行することで、パンツは普通の革製ライディングパンツ(オックスフォード製)と、裏起毛の冬用ライディングパンツ(マックスフリッツ製)を、上着はダウン、パーカー、ジャケットの3種類を持っていきます。
★Rurikoの防寒対策を寒さレベル別に紹介
寒さレベル1
肌寒さを感じたときにサッと羽織るのが、ユニクロの「ウルトラライトダウン」。走行時はもちろん、普段着として着用できるので、日中と夜間との寒暖差はこれを着たり脱いだりして対応しているそう。
着ぶくれしにくいので重ね着にもぴったり。冬場はジャケットの下に常にコレ! というほど重宝しているそうです。普段から便利に使えるので一枚持っておいて損はなし!
寒さレベル2
先に紹介したウルトラライトダウンの上にクシタニのパーカーを着用するのが、Rurikoさん流・防寒第二形態です。
ストレッチ素材を採用したパーカーで、防風性能がありリフレクターも装備されています。フードには絞りを効かせられるドローコード、長めの袖丈にはサムホールも搭載され、これ一枚でバイクに乗ることも充分に考慮されたつくりとなっています。
スポーティなジップアップパーカーなので、普段着として着用していても、なんら違和感がないのがポイント。宿泊施設のまわりや観光地などちょこっと出歩くときにはこれを羽織っているそうです。
寒さレベルMAX
ダウン→パーカーの上に重ねるのは、スピーディのライディングジャケットです。
スピーディのライディングジャケットは細身のシルエットで、写真の様に服を着込んでも着ぶくれしないのがポイント。肩・肘・背中にはプロテクターが装備されており、クシタニのパーカーと同じく、リフレクターもジャケットのデザインの一部として搭載されています。撥水性もあるので軽い雨なら問題ナシ!
トップスとこのジャケットがツーリング中のベース衣装となり、ダウンやパーカーを足して、寒さに対応するという感じですね。
また、下半身の寒さが気になる場合は、先に紹介したマックスフリッツの裏起毛ライディングパンツを着用するそう。春・秋のツーリングでも、毎日走るとなると日ごとの寒暖差はありますし、当然時間でも気温は変動します。高所へ向かえば冬並みの気温になることもあるでしょう。春・夏・秋の旅でも、想定気温のマイナス10℃程度までカバーするのがよさそうですね。
またRurikoさんは、これらのほかにレインスーツも携行しています。レインスーツは防寒着の保険にもなっているそうです。
冬用アイテムについては、また別の機会にご紹介します!
談:Ruriko/写真:webオートバイ編集部/まとめ:大冨 涼