390DUKEをベースにハスクバーナらしい個性を演出
今回のEICMAではKTMのスモールデュークシリーズがモデルチェンジしましたが、
そのKTM傘下にあるハスクバーナでも、ユニークなロードスポーツが
発表されました。それがVITPILEN(ビットピーレン)401、SVARTPILEN(スバートピーレン)401
というネーミングの2モデルです。
すでにコンセプトモデルは2014年のEICMAで発表済みの両モデル、
今回は市販間近のプロトタイプとしての出品でした。ベースとなったのはKTMの
390DUKEで、これをベースにスウェーデン語で「白い矢」という意味の
ビットピーレンと、同じくスウェーデン語で「黒い矢」という意味の
スバートピーレンという、タイプの違う2モデルを制作しています。
この名前のルーツにあたるのが、1953年登場の「シルバーピーレン」。「銀の矢」を
意味するネーミングのモデルで、オフロード走行を意識した軽量・コンパクトな車体が
特徴のスポーツバイクでした。KTM傘下で再出発した新生ハスクバーナとしては
初のロードスポーツを造るにあたり、このネーミングにちなんだわけです。
こちらはスバートピーレン401。カフェレーサーイメージのビットピーレンと
双子のモデルなんですが、こちらはハンドル形状やブロックパターンタイヤなど、
細部パーツにこだわり、スクランブラー風スタイルに仕上げています。
搭載されるエンジンは390DUKEの44HPユニットです。
そして今回のEICMAでは、ビットピーレン401をベースにした「エアロコンセプト」も登場。
新しさとクラシックを巧みに融合させた、独創的なセパレートカウルを装備した
スポーツバイクです。こちらはコンセプトモデルですが、ビットピーレン、スバートピーレンは
市販を前提としているようなので、日本上陸にも期待が持てそうです。
こちらも、次号1月号にて詳細をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!