R1M仕様のMT-10
「SP」の名前は伊達じゃない

画像1: R1M仕様のMT-10 「SP」の名前は伊達じゃない

ヤマハスーパースポーツのフラッグシップ「YZF-R1」をベースにした、MTシリーズの旗艦モデルがMT-10。日本にはいまだ導入されていないが、欧州では新たにスペシャルバージョンが発表された! 今度は「YZF-R1M」の要素がふんだんに盛り込まれたMT-10 SPの誕生だ。

写真を見て分かるように、R1Mをイメージさせるカラーリングを採用したこのモデルは、なんとYZF-R1Mに採用されるオーリンズ製電子制御サスペンション「ERS」(エレクトリックレーシングサスペンション)を装備。走行状況に応じてSCU(サスペンションコントロールユニット)が、前後サスペンションの伸・圧減衰力を統合制御して走行をサポートしてくれる。尚、6軸センサーは非搭載のままだ。

画像: YZF-R1譲りの水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒998cc「CP4」エンジンを搭載。R1は200PS、MT-10は160PSを発生する。

YZF-R1譲りの水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒998cc「CP4」エンジンを搭載。R1は200PS、MT-10は160PSを発生する。

画像2: R1M仕様のMT-10 「SP」の名前は伊達じゃない

さらに注目すべきは、R1譲りのクイックシフター(QSS=クイックシフトシステム)。アクセル全開でもシフトアップを可能にし、ハードな加速にも対応する。これは2017年モデルのMT-10(標準モデル)にも採用されているが、同時に、エンジンマッピングの変更で、低回転から高回転までスムーズでバランスの取れた特性を手に入れているようだ。デルタボックスアルミフレームや、Dモード、トラクションコントロールなど、充実の装備はこれまで通りだ。現地の発売は2017年2月を予定している。

スタンダードモデルが欧州で発売されたのは2016年5月末で、今回「SP」も発表されたことを考えると、日本国内発売もそろそろ期待して良い時期ではないだろうか。期待が高まる。

画像: 昨年のEICMAで発表されたMT-10。象徴と言えるそのフロントマスクは、まさに”The King of MT”の顔つきだ。プロジェクターランプを採用。

昨年のEICMAで発表されたMT-10。象徴と言えるそのフロントマスクは、まさに”The King of MT”の顔つきだ。プロジェクターランプを採用。

画像: YZF-R1Mの要素をふんだんに取り入れているMT-10 SP。フルカラーの多機能LCDメーターもR1Mと同様のものを装備している。

YZF-R1Mの要素をふんだんに取り入れているMT-10 SP。フルカラーの多機能LCDメーターもR1Mと同様のものを装備している。

画像: タンクに入ったさり気ないデザインラインには、さらにさり気ない大きさで「MT-10SP」の文字が入る。タンク容量は17L。

タンクに入ったさり気ないデザインラインには、さらにさり気ない大きさで「MT-10SP」の文字が入る。タンク容量は17L。

画像: MT-10 SPにはYZF-R1Mに採用されるオーリンズ製電子制御サスペンション「ERS」(エレクトリックレーシングサスペンション)を装備する。さすが上級モデル。

MT-10 SPにはYZF-R1Mに採用されるオーリンズ製電子制御サスペンション「ERS」(エレクトリックレーシングサスペンション)を装備する。さすが上級モデル。

画像: Design Process for the New MT Series Flagship www.youtube.com

Design Process for the New MT Series Flagship

www.youtube.com

This article is a sponsored article by
''.