基本イメージやメカニズムはそのまま、スタイリングをリファイン
2014年にデビューした、ヤマハのベーシックなミドルネイキッド・MT-07。MTシリーズ共通の先鋭的なスタイリングや、クロスプレーンコンセプトに基いて開発された270度クランク採用の力強い689cc水冷並列ツイン、そしてスリムで軽量にまとめられた車体による機敏なハンドリングなどが高く評価され、世界中で8万台を販売するベストセラーとなった。そんな人気モデルであるMT-07が2018年モデルで初のモデルチェンジを受け、今回EICMA2017で世界初公開されている。
新型MT-07は、スチール製フレームやエンジンなどについては、従来モデルからそのまま受け継がれたが、足まわりはよりスポーティな路線へと進化。フロントフォークの設定が変更されたほか、リアショックには減衰力のアジャスターも追加された。
また、最も大きく変わったポイントはスタイリングだが、これも基本的には従来モデルのイメージを色濃く残しているのが一目見れば分かるだろう。しかし先行してモデルチェンジされていたMT-09を想わせるディテールをブレンドしながら、ヘッドライト、燃料タンク、エアインテーク、シートなど、外装パーツのありとあらゆる部分をリデザイン。よりスポーティで洗練された雰囲気に変身を遂げ、ベーシックスポーツとしての高い完成度はそのままに、さらに魅力的に生まれ変わった。
カラーリングはナイトフルーロ、テックブラック、ヤマハブルーの3色を設定。気になる日本国内への導入時期などは今のところ未定だ。