webオートバイ名物「みんなで検証」! その前に、ポイントを抑えときましょ
例年、春は新作タイヤが数多くリリースされるタイミング。というわけで、最近装着し始めたダンロップの「ロードスポーツ2」の紹介をさせて頂きます!
この新タイヤ、webオートバイではテスターの太田安治さん(愛車:Ninja1000)や、タレントの梅本まどかさん(愛車:CB400SF)が既に装着しており、フィーリングや、乗り心地を検証中なのです。
そこで、今回は改めて「SPORTMAX Roadsport2」の注目ポイントをまとめてみたいと思います。
ハイグリップタイヤのロングライフ化、ツーリングタイヤのハイグリップ化、そのとき「スポーツタイヤ」である「SPORTMAX Roadsport2」はどう進化する?
まず、「ダンロップ SPORTMAX」シリーズの主なラインアップを見てみると、最もハイグリップでシャープなハンドリングを実現したレーシングスポーツ(Race/Track)の「a-13SP」、その魅力を公道でもより味わえるように仕上げられているレースレプリカ(Hyper sport)の「a-14」があります。そしてロングライフと長時間走っていても疲れにくいマイルドなハンドリングが魅力のツーリングタイヤ(Sport touring)「ロードスマートIII」も用意されています。そんな中、今回登場したスポーツタイヤの「Roadsport2」は、高いハイグリップタイヤとツーリングタイヤの良いとこ取りを狙ったモデルと言えるでしょう。
高いグリップに支えられたスポーツ性能と、ニュートラルなハンドリングが特徴!
スポーツタイヤの特徴として、グリップの良さや、ハンドリングのシャープさなどが挙げられますが、メーカーやブランドを問わず、それらの性能はタイヤが減ってくると当然変化します。「美味しいところが終わっちゃった」「山は残っているけど、交換時期だね」なんて言葉もよく聞きますし。
そんな中、今回ダンロップが「SPORTMAX Roadsport2」でチャレンジしたのは、スポーツタイヤとしてのハイグリップ+ロングライフを高次元で両立しながらも、摩耗による性能低下の抑制。つまり、グリップ性能の持続性強化に取り組んでいる点です。言い換えれば、「タイヤの美味しい時期を延ばす」ことにチャレンジしているんです。
そのために、今回はリアタイヤに「PCL構造(パフォーマンス・コンパウンド・レイヤーズ)」を採用。2種類のコンパウンドを上下に重ねる2層トレッド構造になっているんです。
素材のスチールコードを緩く編んで、接地感も向上!
上の概念図でいうところの、薄紫っぽい色の部分は素材のスチールコードを緩く編み、伸びを大きく、曲げ剛性を低減。これによって接地面を広くし、接地感と耐摩耗性を向上させているんです。この構造を「UFS-JLB構造(ウルトラフレックススチール・ジョイントレスベルト構造)」と言うそうです。また、この部分のベルト張力を最適化することでも接地感と過度特性を向上させているそうです。
実際に「SPORTMAX Roadsport2」を装着して走ってみると、この部分は乗り心地の良さにも貢献しているようですし、素直というか、とてもニュートラルなハンドリングにも影響しているようです。
また、プロファイルは癖のないハンドリングと軽快感を両立つべく、ベースを継承しながら新設計となっています。旋回時は前後タイヤの挙動をシンクロさせることで、一体感が増し、コントロール性重視のハンドリングを実現しています。
実際に通勤で走りまくってます!
タイヤの概要をお伝えしたところで、ここからは試乗の感想ですが、装着した直後から感じるのは、その自然なハンドリングと、タイヤの柔らかさ。クッション性も良好で、シチュエーションを選ばず自然体で走ることができるということは、結果的に“ラク”なんです。いまのところ、タイヤ交換に大満足です。
今後、通勤だけでなく、走行シーンを変えながら「SPORTMAX Roadsport2」の魅力に迫って行きたいと思います。