ライダースパーカー、珍しくなくなりました
ややアイツの勢いは収まりつつあるようですが、いまだ自由に外出は控えた方がよさそうな2020年5月。こんなモヤモヤがもう2~3か月続いていますが、とっくに寒い時期なんか過ぎて、沖縄ではもう入梅、初夏を思わせる気温の日だってあるのに……。いやいや、もう少しガマンガマン! ライダーの忍耐力見せつけてやりましょう!
ステイホームが叫ばれている今、こんな時には買い物だね(笑)! 外出自粛期だって、用品やパーツ、特にウエアメーカーが発表した2020年春~夏物が続々と店頭に並び始めましたから、用品ショップ……には「密」にならないように出かけるとして、各ウェアメーカーのウェブショップでも巡ってみましょう♪ パソコンの前に座る時間が長いので、ついついポチしちゃいますね。
今年の春~夏ウエアは、各ブランドともパーカー多いです! パーカーって、かつてはバイクウエアとしてはどうなの、って言われていた時期もありましたが(スピード出ると首締まっちゃうからかな)、ストリートウエアと同じように、今ではすっかりバイクウエアとしても浸透しましたね。
パーカーは、英語で言うと「フーディ」。もともとスエットにフードがついているトップスのことで、本来はプルオーバースタイルでフードがついていて、おなかのところに両つながりのポケットがついている衣類のことを表わすみたいです。アメリカのチャンピオン社が元祖と言われていて、映画「ロッキー」で、主人公ロッキー・バルボアがトレーニング中に着ていたあれね、それから人気爆発した、と言われています。
いま40歳代のひとならば、昔はも少し薄手のジップアップタイプを「ヨットパーカー」、アウターに着るのを「マウンテンパーカー」って呼んでましたよね。マウンテンパーカーはアノラック、なんて呼ばれることもありました。
転じてパーカーはジップアップタイプも、素材がスエットでないものも増えてきました。今では「スエットでもジャケットでもフードついていたらパーカー」でOK。本来はスエット=ミドルレイヤーだったものが、今やアウターだってパーカーです。ナイロンもポリも、レザーだってパーカー。いいんです、それだけパーカーがメジャーになったってこと。
そのパーカー、今ではバイクウエアでも一大勢力になりました。私が覚えてる限りでは、バイクウエアにパーカーを持ち込んで定番商品としたのは、この10年くらいRSタイチが流行らせたもの、ってイメージがあります。「エアパーカ」って商品名シリーズで、防風と防雨性能があるナイロンジャケットにフードがついたものが次々と商品化され、ヒットモデルとなったんじゃなかったっけ?
「さすがにウチが最初かどうかは分かりませんが、ライディングジャケットにフードを採り入れたのは2004~05年の秋冬に発売した『ビジョンジャケット』という製品です。お客様からは『バイク降りてそのまま街を歩けるジャケットが欲しかったんです』って喜ばれたのを覚えています」とはRSタイチさんの広報部。
うーむ、もう15年前でしたかw わ、バイクウエアにフードついた!って驚いたのを覚えてます。つまらない疑問にお答えいただきました。ありがとうございます。
あれから他ブランドも追従、って言い方はおかしいけれど、次々とバイクウエア用パーカーは増えてきました。そんな流れでの、今期の春~夏ものパーカー花盛りなんですね。
基本スタイルはパーカーでも、フードが取り外し式だったり(RSタイチのパーカーシリーズがまさにこれ)、走行中はパーカーたたんで走ってね、ってロールアップフラップがついていたり、いろんなスタイルがあります。走行中にフードが風を受けて後方に引っ張られて、首が締まっちゃわないように気を付けて♪
まだまだ自粛推奨期間です。言い換えたら走り出す準備のための時間がたっぷり、ってこと^^ 下に、いろんなメーカーの主だった春~夏パーカーをご紹介しときます。今のうちに入手しといて、走行再開もじょじょに、ね♪
RSタイチの新作パーカー「コーデュラフーディ」。ナイロンの7倍の強度を持つというコーデュラを織り込んだニットを使用した高強度スエットで、パーカー=軽いってイメージよりも、強度のあるがっちりしたパーカーです。ライディングウエアらしく、肩、ヒジにプロテクターを標準装備、バックプロテクタースペースと、チェストプロテクター用ホックも標準装備してます。https://www.ec.rs-taichi.com/index.php/rsj330.html
フラッグシップ 保温にすぐれた裏起毛インナーを採用したパーカー。インナー、フード部分は取り外し式で、肩とヒジ、脊椎プロテクターを標準装備。
https://flag-ship.co.jp/brand/flagship/ジャケット/fj-w194-advanced-gpc-parka/
elf メッシュ生地、プロテクターもエアスルー素材を使用し、夏に使用するにぴったりの一着。胸まわりのロゴが派手じゃなく、地味じゃなくちょうどいい♪
https://flag-ship.co.jp/brand/elf/ジャケット/ej-s104-solito-mesh-parka/
ヒョウドウプロダクツ メッシュ素材をメインにポリツイルボディで、着脱できるウィンドブロックインナーも標準装備で、幅広い温度変化に対応。肩とヒジに衝撃吸収素材D3Oプロテクター入り。
https://www.hyod-sports.com/pro/jacket/stj029d.shtml
クシタニ コットン素材をベースにストレッチナイロンを組み合わせ、着心地の軽いジャケット。生地自体が全面通気素材で、裏地も速乾素材を使用。肩、ヒジ、背中にソフトパッド入り。
https://www.kushitani.co.jp/products/k2352.html
ゴールドウィン 軽いストレッチ素材をメインに、ちょっと軍ものっぽい感じのジャケット。アーミージャケット?と思いつつ、肩、ヒジ、背中、胸にプロテクターを標準装備。
https://www.goldwin.co.jp/motorcycle/ec/pro/disp/G/GSM22002
南海部品 メッシュとナイロン生地ボディの通気性の高いメッシュパーカー。肩、ヒジ、胸、背中にソフトプロテクターを標準装備し、別売りのハードプロテクターにも交換可能。
http://www.nankaibuhin.co.jp/catalogs/product/sdw-4134/
ヘンリービギンズ フード着脱可能のメッシュパーカー。肩とヒジにハードプロテクターを装備し、胸にもソフトプロテクターを装備。軽くソフトな生地の夏に快適なメッシュジャケットです。
https://www.daytona.co.jp/products/series-S21617-genre
パワーエイジ ストレッチするソフトシェル素材を使用した「通気性のよすぎない」パーカー。胸、腰、袖にポケットがあって、これをオープンすると通気性があがる仕様。肩、ヒジ、背中にソフトプロテクター内蔵。 https://powerage.shop-pro.jp/?pid=148552384
※写真は各ブランドWebサイトよりお借りしました 文責/中村浩史