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ホンダの"ビッグバン"誕生前から、アメリカのダートトラックで流行った不等間隔近接爆発・・・"ツイングリング"を皆さんはご存知でしょうか?
MotoGP成立以前からロードレースGPファンだった方であれば、1992年以降にホンダがGP500ccクラス用のNSR500に導入した不等間隔近接爆発、いわゆる「ビッグバン」エンジンをご記憶と思います。ただこの不等間隔近接爆発のアイデアは1992年からさかのぼること10年前、アメリカの国技とも呼べるモータースポーツであるダートトラック界ではすでに実戦投入されていました。彼の国の人々はその技術を、Twingling・・・ツイングリングと呼んでいました。文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)※この記事はウェブサイト「ロレンス」で2024年10月24日に公開されたものを一部編集し転載しています。
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ノーヘルが普通だった昭和の時代|日本にヘルメットが普及した理由【5000台のバイクに試乗したテスター太田の雑学コラム】
『不適切』という言葉の使用頻度が増えました。70~80年代バイク事情の話をすると、「それ、不適切!」と突っ込まれることがよくあります。 しかし「不適切」とは、「その場の状況や常識にそぐわないこと」ですから、それぞれの時代の空気、自分の立ち位置で変わります。現在の基準では不適切でも、時代が違えば「適切」や「ふつう」であったりするのです。 ここでは昭和32年生まれの僕が、昭和のオートバイ事情をお話しします。年配ライダーは首を縦にブンブンと、若いライダーは横にユラユラと振りながら読んでもらえれば本望です。文:太田安治/写真提供:アライヘルメット