日帰り~1泊ツーリングにぴったりの「ミニフィールドシートバッグ」
続いて同シリーズでもっとも小さいサイズの「ミニフィールドシートバッグ」を紹介します!
こちらは日帰り~宿に泊まるツーリングに適した容量で、一般的なライダーならキャンピングシートバッグ2よりも使用頻度が高いでしょう。
拡張機能が付いていて、容量は19L~27L。
容量19Lの状態で荷物はこのくらい入ります。
【泊まりがけツーリング 持ち物リスト】
・着替え
・洗面用具
・タオル
・レインスーツ
・カメラ
・飲み物
・その他小物
これは筆者の泊まりがけツーリングでの装備一例です。
拡張すれば、旅先で買ったお土産も入れられます。キャンピングシートバッグ2と同じように、メイン気室のほかに両サイドのポケットと、トップ部分に「ホールディングコード」を装備しています。
泊まりがけのツーリングなら、ポケットにはツーリング中に使う可能性があるものを入れ、メイン気室には取り出しやすい場所にレインスーツ、底部分には着替えなどを入れるといいでしょう。
ちなみに、ドリンクホルダーは両サイドに備わっており、仲間と2台で日帰りツーリングをする際にも活躍。メイン気室にレインスーツは2セット入りますので、2台でもバッグは1つで済みますね。
最大の特徴は、取付システム。「Kシステムベルト」というタナックスが新開発した、リアシートに装着する取付ベルトが付属されています。
近年のバイクは、荷掛フックなど備わっていない場合も多く、積載に困ることもしばしば。
このKシステムベルトを使えば、例えばこんな機種にも装着できます。
スズキが誇るスーパースポーツマシン「GSX-R1000R ABS」! リアシートが申し訳程度についているこんなスポーティなバイクにも、ぴったりフィット。がっちり固定できるのです。
19Lの状態なら幅は37cm。ボディラインからほとんどはみ出さないので、スポーツ走行も存分に楽しめます。
素材や作りは、キャンピングシートバッグ2と共通していて、丈夫で使いやすさは抜群。
初心者の方にも、手放しでおすすめできるシートバッグです!
また、どれかひとつを購入した後、別のサイズを追加するのもいいでしょう。何をどこに入れれば合理的か、など同じように使えるため、楽ですね。
このシリーズは、多彩な機能を持ちながら、価格も良心的なのが特長。「長くお客様に選んでいただけたからこそ、実現できた価格なんです」とタナックスの広報担当者は話していました。
「同じような機能を持ち、丈夫な素材を使ったバッグは、今後同等の価格では生まれないと思います」とのこと。
材料や人件費の高騰が進む中、このシリーズはお求めやすい価格を維持し続けています。コスパが優れているという点でも、「間違いない」シリーズなのです。
文:西野鉄兵/写真:関野 温、西野鉄兵