スズキファンにとって純正『湯呑』は特別なもの
左が2020年モデル・右が2019年モデル
スズキのバイクを愛するライダーであれば既にご存じかもしれないが、念のため情報を共有しておきたい。
スズキのせいは……いや『湯呑』についてだ。
現在もオリジナリティの高いラインアップがスズキ公式オンラインモール『S-MALL』で展開されているけれど、コロナ禍の前に展開されていた『スズキの湯呑』といえば、上の写真のタイプだろう。
そして、このデザインをこそ『本道』として愛しているスズキ乗りも多いはずだ。
しかし、このデザインの湯呑が販売されたのは2020年の『スズキWEBモーターサイクルショー』のWEBショップ内が最後。
同デザインの新型『湯呑』の発売はもう無いのか？ コロナ禍が落ち着き、リアルイベントが復活すればまた手に入る機会が生まれるのか？
それはスズキの中の人にしかわからない。
しかし、偶然に発見してしまったのだ。初期型『湯呑』がまだ手に入るという事実を……
伝統の『湯呑』の初期型が復刻販売されていた
それは私（北岡）が日課となるスズキパトロール（スズキ情報を求めてネットを徘徊すること）に出動中、ふらりと『スズキ歴史館』のページへ訪れた時のこと。
なんとなく『スズキグッズ』のタブをクリックしたのだが……その瞬間、目を疑った。
……なんだと？
写真にある『湯のみ』はまさかの初期モデル。
とても失礼な話だが『サイトが更新されてなくて、古い写真をそのまま使っているに違いない』と本気で思った。だが、一縷の望みにかけてスズキ歴史館へ即電話。
そして、歴史館の担当者の人の答えは……
『え？ いや、普通に売ってますよ？ 』
バカなっ！？！？
なんと、スズキ公式オンラインモール『S-MALL』にも展開されていないアイテムがあるだなんて……しかも、まさかの初期型デザイン。どうやら復刻版のようだが、そんなことは些細な問題でしかない。
伝統のデザインの原点となる『湯呑』が、浜松・スズキ本社前にあるスズキ歴史館でのみ『歴史館限定 オリジナル湯呑』として購入が可能なのだ！
価格は1000円。なんと10％消費税込み価格での1000円である。ファンにとっての価値を考えれば……あまりにも良心的と言うしかない。
ちなみに電話取材の結果『通販はしていない』という回答を頂いている。
さらに『歴史館に入館せずとも商品だけ買えるか？』という質問に対しては『大変申し訳ないのですが駐車場の管理などもあるのでWEBから予約をしてほしい』とのこと。
入館料は無料だけれど、こういうご時世でもあるし、完全予約制なのは仕方のないことだろう。
このあたりは皆さんも理解して頂けるとありがたい。
まぁ、当該施設は、我らスズキの民にとって聖地のようなものだし、仮に湯呑が目当てであっても『スズキ愛』をさらに育むことができる施設なので、訪れた際は是非スズキの歴史を堪能してほしい。
もちろん、コロナ禍の情勢も鑑みつつにはなる。
ただし！
ぶっちゃけ言うが初訪問の場合は、ギミックもたっぷりで、わりと真剣に『楽しい』と感じられることは保証しておく。
500円の『限定カタナ』も人気らしい
スズキ歴史館 オリジナル組立キット刀
また、スズキ歴史館側からの情報リークとして、来館者がほぼほぼ購入していくアイテムは、先の『湯呑』だけでなく、まさかのワンコイン500円『歴史館 オリジナル組立キット刀』も相当に高い人気を誇るとのことだ。
消費税10％込み価格で500円とは思えないそのクオリティを見れば、その情報が嘘ではないことがわかるだろう。
湯呑は『在庫数』に注意されたし！
最後に、注意喚起をしておきたい。
実は私（北岡）が、この湯呑についてスズキ歴史館に電話確認した時点では在庫数が2個しかなかった。
（下へ続きます）
現在では再入荷されているとのことだが、油断は禁物だろう。WEB予約する前、あるいは訪れる前に、電話で在庫を聞いてみるほうが確実かもしれない。
スズキのバイクを愛し、スズキの『湯呑』を愛する同志たちへ。
次の休日、行先は浜松で決まりじゃない？
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