『Vストローム250』で高速道路・ワインディングを抜けて絶景のツーリングロードに到着したけど、そこで気づいたことは?

フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

高速道路を降りた時点では雨に降られていたけれど、山頂付近は“曇っている”という予報を信じ、フルウェットのワインディングを抜けて高原に辿り着いたのですが……

画像1: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

確かに、曇っているな

天気予報どおり。うーん、確かに雨は降ってないけどそうじゃないんだよ!

辿り着いた高原地帯はしっかり霧に覆われ、ひどいときは道路の先が見えないくらいでした。

画像2: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

「またこのパターンか……」と肩を落としていると……

え? だんだんと霧が晴れてきて、眼下に雲海が広がるまさかの絶景が!?

画像3: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

よかったぁ!

今回はどうにか最後に天気が味方をしてくれたようです!

路面(とついでに服)も乾き、今朝の東京の暑さからは考えられないくらい涼しく心地の良いツーリングロードを『Vストローム250』でのんびりと走っていると、今まで感じたことのない“落ち着いた”高揚感に包まれました。

画像4: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

そして今回はパニアケースを装備しているので、せっかくならとキャンプ用のチェアも積んできました!

リュックにも入らなくはないサイズですが、やっぱり背中に背負っての長時間移動はストレスになるので、思いついたものを持ち運べるフルパニアは最高です!

景色の良い場所で足を止め、椅子を展開してひと休み!

外気は16℃くらいで風も心地よく、完璧な「避暑」成功です!

画像5: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

そして、椅子に腰かけのんびり景色を眺めながら考えていたのは“大人のバイクの楽しみ方”についてでした。

自分もそろそろ20代後半戦に差し掛かり、だんだんとバイクとの付き合い方に変化が出てきた今日この頃。

仕事の責任や人間関係があるから以前のようにワインディングだ、スポーツライディングだ、なんて言ってられなくなってきました。

そうは言ってもスポーツバイクもスポーツライディングも大好きなんですけど!

画像6: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

とはいえ「もう少し落ち着いた楽しみ方を心得なくては」などと思っていたのですが、今まで峠ジャンキーだったため『落ち着いてバイクを楽しむってなんだ?』と迷走していました。

ですが今回『Vストローム250』に試乗したことで、ひとつの解に辿り着けたような気がします。

画像7: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

なんだかんだワインディングでは少しはしゃいでしまいましたが、基本的に安定志向の『Vストローム250』は頑張ってスポーツライディングをさせるよりも、バイクに身を任せてクルージングする方が圧倒的に充実感を感じられます。

というか、ウェットコンディションも合わさり、自分にとってはスポーツライディングを禁じられたような環境だったため、逆にその本質に向き合うことができました。

画像8: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

また、二人乗りも試してみたのですが、力強い低速トルクにより発進時のふらつきも少なく、バックレストを装備したトップケースによりパッセンジャーも安心して乗っていられます。

自分はこれまで「誰かを後ろに乗せてツーリングする」って発想はなかったのですが、この『Vストローム250』ならタンデムツーリングしても快適に楽しむことができそうです!

もちろん250ccクラスならではのランニングコストの安さもポイント。そのうえでスタイリングや重厚感も含め、とても250ccとは思えない満足度。かなり魅力的だと思います!

画像9: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

今回、計測した実測燃費も28.8km/Lとメーカーが公表しているWMTCモード値よりはいくらか低い結果でしたが、ガソリン食いの大型バイクに比べれば十分にお財布に優しいといえるでしょう。

今までは「バイクでワインディングを走るついでに景色を見たり観光する」のが常だったのですが、今回の『Vストローム250』では「場所や景色を求めて走る」に心境が変化していたように思います。

画像10: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

積んできたアイテムで休日のくつろぎ空間を演出できるフルパニアを装備した『Vストローム250』は、大人が趣味として付き合う際に夢を広げてくれるバイクのように感じました!

(下に続きます)

で、このツーリングから戻ってから、自分のバイクにもトップケースを付けてしまいました(笑)

もう便利すぎて戻れなくなりそう……

以前はトップケースなんて絶対につけるか! なんて思っていましたが、こうやって人は大人になっていくんだなぁ……。

画像11: フルパニアで夢が広がる『Vストローム250』!

今回の『Vストローム250』でのツーリングは、大人になっていく自分にひとつ気づきを与えてくれる体験でした。

でもやっぱり、こういうケースってアドベンチャースタイルの『Vストローム250』についてるからこそカッコいいのかもしれないな!

【文:石神邦比古(モーターマガジン社)】

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