スズキの歴代バイクのネーミングには「GSX」や「V-STROM」などの他にも、日本のメーカーらしく「日本語」や「漢字」がそのまま車名として付けられた車種がけっこうたくさんあるんです!皆さんは何台知っていますか?

日本から世界へ!「漢字」や「日本語」の車名がついたスズキの歴代名車たち

画像: 日本から世界へ!「漢字」や「日本語」の車名がついたスズキの歴代名車たち

歴代のスズキのバイクには、その存在を象徴するようなカッコいいネーミングや、一度聴いたら覚えられるほどに親しみやすい名称など、実に様々な車種名がつけられきました。

スズキのバイクの車名で代表的なものは、例えば「GSX-S1000」のようにシリーズ名(GSX)やカテゴリー(S)、排気量の数値(1000cc)などを法則的に組み合わせた車種や「Vストローム250SX」のように、シリーズ名+排気量+αなどで名付けられたタイプでしょうか。

その他にも旧モデルでは「テンプター」や「ボルティ」のようにシリーズや排気量などを車名とせず、カッコいい名称のみが付けられたものなど様々です。

そんな数あるスズキの車名の中でも「刀」や「隼」のように、日本のメーカーらしく「日本語」や「漢字」で名付けられたバイクがけっこうたくさんあるとうことをご存じでしょうか。

今回はスズキの歴代車種で、「日本語」や「漢字」で名付けられたバイクたちを集めてみました。開発者の思い入れが詰まった日本語名のバイク、あなたは何台知っているかな?

薔薇(バラ)

画像: 薔薇<1983年>

薔薇<1983年>

1台目から強烈!?

こちらは1983年の10月にリリースされ、街乗りや買い物などで乗る女性にも親しみやすい花の名前で登場した「薔薇(ばら)」です。

当時の二輪車としては珍しかった日本語の漢字名の“薔薇”と名付けられた原付一種スクーターは、50ccの空冷2ストローク単気筒を搭載し、680mmの低いシート高と、乾燥重量が41kgという極めて軽い車体で、小柄な女性でも扱いやすい入門スクーターとして登場。

ギアチェンジやクラッチ操作を不要とし、スロットルを回すだけで走るCVTのオートマチック機構を搭載していたことで、乗る人を選ばない街乗りスクーターとして活躍。鮮やかな赤いバラをイメージしながらも、扱いやすさと親しみやすいエンジンで女性ファンを中心に人気モデルとなりました。

(ラン)

画像: 蘭<1983年>

蘭<1983年>

1983年1月に誕生した「蘭(らん)」は、50ccの空冷2ストローク単気筒を搭載し、680mmの低いシート高と、乾燥重量が44kgという極めて軽い車体で、小柄な女性でも扱いやすい入門スクーターとして登場。

漢字で“蘭”、というストレートなネーミングは、元キャンディーズの伊藤蘭さんをCMプロモーションに起用したことでも話題となりました。

大きな座面のシートは小柄な女性にも乗り降りがしやすく、50cc原付一種スクーターは車の免許があれば乗ることができたので、薔薇と同じく幅広い世代の女性に受け入れられました。

薔薇と見た目が似てるけど、よーく見るとけっこう違う!?

イナズマ(稲妻)

雷鳴を意味する“イナズマ”の名前で1997年に登場したのが「Inazuma(400)」です。

当時、スズキの400ccクラスでは初の油冷エンジンとなる油冷4ストロークDOHC 4バルブ4気筒エンジンを搭載し、最高出力は53ps/11000rpm、最大トルクは3.7kgm/9500rpmを誇るネイキッドスポーツでした。

400ccとは思えない存在感は、普通自動二輪免許(中免)でも“大型バイク並みの車体に乗りたい!”という、当時の流行りでもあったデザインを具現化したもので、400クラスでも750クラス並みの車格を誇りました。

(下に続きます)

しかし、ラジエーターを必要としない油冷エンジンなど徹底した軽量化を図ったため乾燥重量では185kgの軽量車体を実現。シート高を760mmと低く設定したことで足つき性にも優れ、ニュートラルなハンドリングも相まって、街乗りからワインディングまで扱いやすくて乗りやすいマシンでした。

翌1998年には、なんと1200ccの油冷直列4気筒DOHCエンジンを搭載した「Inazuma 1200」が発売。車格はイナズマ(400cc)とほぼ同じサイズでありながら乾燥重量208kgと軽量・コンパクトな車体に最高出力100ps/8500rpm、最大トルク10kgm/4500rpmのエンジンを搭載していました。

400が先で1200が後追いって……これもスズキらしいところ?

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