9月13日(現地時間)に開催されたMotoGP第13戦サンマリノGP。
天候に翻弄され、大混乱となったMotoGPクラスも見どころ満載でしたが
やはり注目はMoto2クラスでしょう!
IDEMITSU Honda Team Asia の中上貴晶 選手が
2013年以来、久々となる表彰台を獲得しています。
前回はイタルトランス・レーシング・チームに所属していた頃ですから、
現在のチームに移籍してからは初の表彰台。
チームとしても設立以来、3年目で初の表彰台獲得です!
レース直後に岡田監督にコメントを求めたところ、
「積み重ねしかないですね。」と
シンプル過ぎる一言を頂きました。
これ、言いたかったんだろうなぁ。
とはいえ、ライダーもチームも、目標はもっと高いところにあるでしょうし、
気持ちは次戦(アラゴンGP・9月27日)に切り替わっていることでしょう。
そして、アラゴンの次はいよいよ日本グランプリ(10月11日決勝)!
う〜ん、開催が待ち遠しい!
(写真/IDEMITSU Honda Team Asia 文/編集部・福田)
※以下、IDEMITSU Honda Team Asia・プレスリリースより
IDEMITSU Honda Team Asia 中上貴晶は、激しい戦いの末、3位でチェッカーフラッグを受けた。チームメイトのアズラン・シャー・カマルザマンも、13位でフィニッシュしポイントを獲得した。
中上貴晶は、スタート直後第一コーナーを5位で通過するが、その後一時6位まで順位を落とすも、その後に素晴らしい猛追を見せた。トップグループを形成し、その後方についた中上は、そこから確実に一人ずつかわし、残り6ラップのところで遂に2位まで浮上。しかし、残り3ラップのところで後方からじわりじわりと追いつめてきたT.Rabat選手に交わされた。最後まで食らい付いたが、タイヤの消耗によりペースが上げきれず、そのまま3位でチェッカーフラッグを受ける事となった。
8列目22番グリッドからスタートを切ったアズラン・シャ-・カマルザマンは、第一コーナーを19番手で通過するもその後22位まで順位を落としてしまう。しかし、前走者とのタイムを徐々に詰めていき、確実にポジションを上げていった。自己ベストを更新し、13位でチェッカーフラッグを受けた。
#30 中上貴晶
ここミサノは自分にとって特別なレースでもあり、そこで表彰台に登ることが出来て本当に嬉しい。
チームが頑張ってくれたにも関わらず、決勝で結果を残せないことがここ数戦続いていたので、やっと表彰台で恩返しがすることができた。レースは、良いスタートを決め、序盤も力強い走りをすることができたが、後半はソフトタイヤを選択していたので、少し厳しくなってしまった。それでも、3位を獲得できて、本当に嬉しい。次のアラゴン戦、そして茂木でのホームレースを見据えて、気持ちを切り替えて明日からのテストに取り組みたい。
#25 アズラン・シャ-・カマルザマン
とても良いレースができた。序盤からマシンとのフィーリングも良かったので、タイヤマネージや良いラップタイムを刻むことに集中できた。ポイントゲットができて、とても嬉しい。一生懸命頑張ってくれたチームに感謝したい。そして、タカにはおめでとうと言いたい。
■岡田監督
やっと表彰台を獲得することができました。大変長い道のりではありましたが、これも支えてくださった出光興産(株)様、本田技研工業(株)様、そして各スポンサーの皆様のおかげです。
中上は、今日のレースで大きな自信になったかと思う。アズランも予選の順位が悪かったが、ポイントを獲得し良い走りができていた。チームにとって初表彰台を獲得し、この良い流れを次戦アラゴン、そして茂木につなげていけるよう、より一層努力をしていきたい。