画像: (C)望月三起也

(C)望月三起也


YAMAHA XT500
国産デュアルパーパスマシンが続々と登場した70年代、その中でも珍しい4スト大排気量モデルがヤマハXT500だ。1976年に登場したXT500は、軽量でスリムな車体に、パワフルな500cc4スト空冷単気筒エンジンを搭載。後のシングルロードスポーツ・SR500のルーツとなったモデルだ。ワイルド7でも第20章「ガラスの城」で、劇中のスタジオに用意されていた小道具用のバイクとして登場した。

YAMAHA DT250M
1968年に国産初のオフロード専用モデルとしてデビューしたヤマハトレール250DT-1は、近代的なオフロードバイクの時代を切り開いた1台だ。1970年のマイナーチェンジでDT250と車名を変更、絶大な人気を集めていく。ワイルド7の最終章「魔像の十字路」に登場するのは、各部のディテールの表現とグラフィックから、モノクロスサスペンションを初採用した1977年モデルのDT250Mと思われる。

YAMAHA GT50
1972年にデビューしたヤマハGT50は、ヤマハの本格オフロードモデル・DT-1をそのまま縮小したようなコンパクトな車体へ、50ccの2スト空冷単気筒エンジンを搭載したミニスポーツ。兄貴分のGT80と共に「ミニトレ」の愛称で当時の若者に親しまれたモデルだ。ワイルド7でも第19章「灰になるまで」に登場、タンクに「GT」のグラフィックがあることから、1974〜76年のGT50と判断できる。

YAMAHA GX750
4スト空冷DOHC並列3気筒エンジン、シャフトドライブ、3in1マフラー、トリプルディスクブレーキと、1976年にデビューしたヤマハGX750は、スタイルもメカニズムも個性的な1台だ。このGXも最終章「魔像の十字路」に登場。「魔像の十字路」で飛葉が乗るのは全てヤマハ車だが、望月先生の談によると「友人がヤマハのサッカー部に移籍してからヤマハのバイクを描くようになった」ということらしい。

《INDEX》
●「THE ART GALLERY」
~カラー生原画で愉しむ あの名シーンが蘇る!~
●「ワイルド メンバーズ」
~ヒーロー&ヒロインの特技&特徴を徹底解説~
●「ワイルド対談 完全ノーカットバージョン」
~望月三起也 × 東本昌平~
●「MACHINES of WILD」
~飛葉CBからユキのドゥカティまで~
●「GUNS of WILD」
~ウッズマン、パイソン、重機関銃を網羅~
●「CARS of WILD」
~メンバー&悪党の4輪カタログ実車版~
●「家族が語る望月三起也」
~アトリエで聞く先生の想い出~
●「悪党図鑑」
~最凶&最悪のワースト7決定!~
●「殉職のワイルド」
~鮮烈な印象を残した隊員たちの最期の瞬間~
●「植物園の決闘」
~伝説のエピソードをカラー生原稿で!~
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望月三起也先生の「ワイルド7」。
人生の美学、仲間と友情、粋と艶、逆境と逆襲、ガン&マシン、スピード&スリル、クール&ホット、そして、男の死に様。その全てを描き切った、永遠不滅のマスターピース。

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