ハーレーは自分への誕生日プレゼント!
納車は年明け1月31日の予定で、その日はご自身のお誕生日。「自分へのバースデープレゼントです」と、今から心待ちにしている様子です。免許取得はホワイトデーですし、記念日が何かと好きなのかもしれませんね。
バイクは16歳のときに通学のために買った原付スクーターが最初で、以来すっかりバイクに魅了され、ヤマハのビラーゴ250やドラッグスター400に乗ってきたそうです。
しかし芸人になってしばらくすると「売れるまでバイクに乗りません!」と、学問と芸能の神様で有名な小野照崎神社(東京都台東区)でバイク断ちを宣言。これまでバイクは少し我慢してきたと言います。
かつて、映画「男はつらいよ」で車 寅次郎 役を演じた渥美 清さんが仕事のない時代に「好きなタバコは一生吸いません。なので仕事をください」とお参りし、大好きなものを断つのと引き換えに夢を叶えたというエピソードを聞き、安藤なつさんも同じ神社で願をかけたそうです。
ファットボーイしか眼中にない!
そして、ついにバイク解禁! きっかけは、2015年のM-1グランプリ決勝で脚光を浴び、仕事が急増したこと。「バイトしなくても食べていけるようになった」と、ハーレー購入を決意したそうです。
「売れたら、いつかハーレーを買う!」
安藤なつさんは、ずっとそう思っていたそうですが、なぜゆえにハーレーだったのでしょうか。
「アメリカンバイクのカタチが昔から好きでした。ハーレーがいいなって思ったのは映画『ターミネーター2』(1991年公開)に登場したファットボーイを見てからです」
この映画でファットボーイは一躍人気となり、以来ラインナップに欠かせられないロングセラーとなっています。2018年モデルではエンジンを最新Vツイン「ミルウォーキーエイト」とし、リアサスペンションをモノショック化するなど飛躍的進化を遂げています。
安藤なつさんが購入したのは排気量1868ccの最上級グレードで、ハーレーダビッドソンの115周年を記念したアニバーサリーエディション。
「ファットガールがファットボーイに乗るっていうのがやりたかったんです」と自虐的に言うものの、これって素晴らしきサクセスストーリーですよね。まるでアメリカンドリームです。
倒れたハーレーも引き起こせる!
ブレイク芸人として大忙しのため、大型2輪免許取得には1年を要しました。
「間をあけず一気に教習所通いできればよかったんですが、(仕事が忙しく)1ヶ月くらい空いてしまうんです。だから(コースなどを)覚えるのがタイヘンでした」
とはいえ、教習はすべて順調だったとのこと。「力は普通の女子よりもあると思いますし、もし(ファットボーイが)倒れても引き起こせると思います」と、たのもしいお言葉。
この日もハーレーダビッドソンジャパンが用意したファットボーイでライディングを披露し、ブランクを感じさせない軽快な走りを見せていただきました。
「(バイクが)好きすぎて徒歩5分のコンビニにも乗っていました。もっと乗りたくなってしまって、遠回りして帰ってくるみたいな……。これって“バイクあるある”なんですかね?(笑)」
ドラッグスターに乗っていたときは、深夜の買い物プチツーリングを楽しんでいたとのことで、きっとファットボーイが納車されたら、あちこちに走りに行くことでしょうね。
ご本人曰く「この姿だから変装してもすぐバレちゃうはず。どこにいても目立っちゃうと思います」と、笑って話してくれました。
新車のファットボーイでライディングを愉しむ彼女の姿を見たら、同じバイク乗りどうし、一声かけて挨拶してみましょう。くれぐれもプライベートタイムの邪魔はしないように。