大型バイク購入に意欲を燃やすオートバイ女子部の平嶋夏海ちゃんによる、試乗インプレッション企画がスタート! 親子でジムカーナを楽しんだり、オートバイ女子部としてミニバイクレースに挑戦したりと、ますますバイク熱が高まる一方のなっちゃん(身長:154cm)が、いまリアルに気になる車輌とは……? 乗車フィーリングと、足つき性の記憶を中心にお届けします! 記念すべき第1回目は、スズキ・SV650 ABSとSV650X ABSの2台を乗り比べ!
ーーさて、試乗車輌のSV650とSV650Xは、なっちゃんのリクエストで用意したんだけど、この2台を選んだのはどうしてだったの?
平嶋「私が400ccまでのバイクしか持ってなくて(※なっちゃんの愛車はVTRとVRX400)、大型は何乗ろうかなって、お父さんに相談した時に薦められたバイクなんです。やっぱり大型バイクは中型より負担も大きいし、試乗してからじゃないと買いづらい気持ちがあって。そこでwebオートバイさんに相談したら、試乗企画をやろうと言ってもらえたので、やった!って(笑)」
ーー喜んでいただけて何よりです(笑)。お父さんのオススメってことは、なっちゃんの選ぶ大型バイクは、やっぱりジムカーナで使うことが前提なのかな。
「メインで使うのは今と変わらずVTRがいいんですけど、大型バイクでもちょっとジムカーナをやりつつ、ツーリングとかにも行きやすいバイクが欲しいなって」
ーーちなみに、バイク選びで重視するポイントは?
「乗ってて疲れないこと。ポジション的にもそうだし、ハンドルから伝わる振動が大きいバイクも苦手です。なんか…すぐに『あ、もういいや。お腹いっぱい』ってならないバイクがいいんですよ。ネイキッドとか、アップライトポジションが好きですね。だからセパハンとか、スーパースポーツとかはあんまり好きじゃないかも…」
ーーセパハン苦手ってことは、カフェレーサーをイメージしたSV650Xは……。
「はい(笑)。Xはポジション的に、ずっと乗ってると首を持ち上げる筋肉が疲れてきちゃいました(笑)。町中だったら、止まったり走ったりを繰り返すからいいけど、高速だとずっと姿勢が変わらないじゃないですか。途中で辛くなってきて、腰を前に出して、ちょっと身体を起こして乗っちゃったりしましたね」
ーーだよね(笑)。先に試乗したのはSV650だったけど、最初の印象はどうだった?
「私が普段ジムカーナで乗ってるVTRが、そのまんまちょっと大きくなったかのような印象を受けました。実際、SV650でジムカーナをやってる人も何人か知ってるんですよ。結構クリッとすぐハンドルが切れるから、ハンドルが切れるたびにワクワクしちゃいました。嬉しくて、どんどんドキドキしてきちゃう、みたいな。だからもっと走ってみたいと思ったし、ワインディングも走りたかったなぁ。もう一台のXの方はセパハンだし、垂れてるから、その分バンク角で曲がる感じで私は乗ってました」