前後12インチで低重心化走りも足つき性も◎

原2スクーターにまた新しい選択肢が増えた。タイホンダがリリースしたニューモデル「MOOVE」だ。

エンジンはDio110と同じ空冷「eSP」を搭載するが、前後足まわりは大径14インチのDioに対し、こちらは12インチ。ヒラヒラと軽快感の強いDioよりもタイヤの接地感が強く、落ち着きのあるハンドリング。

画像1: 前後12インチで低重心化走りも足つき性も◎

コーナーでは狙ったラインを外さないし、低重心化によって足着きがさらに良くなっているのも見逃せない。また、740㎜のシート高はDioよりも10㎜ほど低い。

パワーフィールも元気だ。

アクセル全開での加速感は125並みで、140㎞/hまで目盛りが刻まれたメーター(無論、そんなには出ない)を見ると、あっという間に60㎞/hに達し、そのまま勢いを落とすことなく速度が上がっていく。

画像2: 前後12インチで低重心化走りも足つき性も◎

ストップ&ゴーを繰り返す市街地でキビキビ走り、コミューターとしての運動性能は充分なほどに備わっている。

もちろん、アイドリングストップ機構も搭載され、信号待ちでのエンジン停止状態からの始動もスムーズ。

一瞬のタイムラグはあるものの、さほど気にならず、何事もなかったかのように加速していく。

そして、何よりもいいのがデザイン。

画像3: 前後12インチで低重心化走りも足つき性も◎

タイホンダのスクーターといえばスポイラーの存在が際立ち、エッジをふんだんに効かせた派手なスタイルとカラフルな色遣いが従来のイメージだったが、MOOVEではカタマリ感のある洗練されたフォルムとなり、シンプルでオシャレ。

専用のエンブレムが車体の前後左右に貼られ、まるでヨーロッパブランドのようでさえある。

SPECIFICATION
●全長×全幅×全高=1851×683×1102mm
●ホイールベース=1256mm
●シート高=740mm
●車両重量=100kg(乾燥)
●エンジン形式=水冷OHC2バルブ単気筒
●総排気量=108cc
●ボア×ストローク=50.0 × 55.1mm
●圧縮比=9.5
●最高出力=NA
●最大トルク=NA
●燃料供給方式=FI
●燃料タンク容量=3.7L
●キャスター角/トレール=NA/NA
●変速機形式=無段変速式(Vマチック)
●ブレーキ形式前・後=シングルディスク・ドラム
●タイヤサイズ前・後=100/90-12・110/90-12

撮影/盛長幸夫

This article is a sponsored article by
''.