ここ最近雨続きながらも、花粉の脅威が迫る春ですが、いかがお過ごしでしょうか。
茨城県の神栖市にて沿岸で行なわれているビーチレースを見に行ってきました。
とはいっても、見に行ったのは去年なのですが、今年(2019年)3月24日にもまた開催されるとのことで、前回を振り返ろうと思います。
ちなみに参加希望者はまだ受付可能(3月17日まで)ですので海を眺めながら思いっきり走りたい方、レースに参加したことはないけど、やってみたい方、ちょうどこの日空いてる…なんて方、必見です。
(写真を撮るのが好きな方、見るのが好きな方は午前午後いつ行ってもよし。見学無料です)
海と風車の絶景コース
レースが行なわれるのは、千葉県銚子市の隣に位置する茨城県神栖市。
太平洋が大きく見えるこの町は、風車が爽やかに回っていて、穏やかな風は波を優しく揺らしていました。
風車は砂浜近くに立っているだけでなく、海沿いの道にずらっと並んでいるため、圧巻の景色でした。
こちらへ向かうまでの道のりは本当に気持ちよく、ツーリングスポットとしても最高の街でした。
そんな景色の中、今回紹介するビーチレースは波打ち際ギリギリの場所からまるで海を走っているかのように錯覚するほどの長いコースがつくられています。
スタートは海に向かって
実は私、これが初めて生で見るオフロードレースでした。
続々と集まってきている参加者たちを見ながら、どんな風に始まるのだろう…と待っているとスタート直前から、旗を振られるのを今か今かと待ちわびているかのようにバイクのエンジンが一斉に鳴り響き始めました。
景色を滲ませながら登る白煙と共に、皆さんの興奮がこちらまで伝ってきて、こちらがドキドキ。
そして、旗が振られたその時、サラサラとした砂を巻き上げ、一斉に飛ぶように進みだしていくその姿は迫力が想像以上でした。
砂を巻き上げながら進む
スタートが切られた瞬間から、ずっと迫力満点!
近くで見ても、遠くで見ても全部がカッコよく見えました。
やはり砂浜の砂は軽く、サラサラ乾燥しているので、これでもかという程に砂が巻き上がります。
だから見るだけでも、写真を撮るだけでも本当に楽しい。
そして、参加者達も、普段走る事のない広大な砂浜に滑ったり、足を取られたりして四苦八苦しながらも進んでいきます。
正直言ってここは日本か? と思える程の空の広さと海の青さ、見慣れない風車で絶景続きでしたが、この写真はもはやダカールラリーを見ているんじゃないか? と思えるほどの砂煙でした。
海を目の前に、風車を背に、砂煙を纏い進む。ロマンが溢れすぎてます!
この主催者の【神栖市2輪ビーチレース実行委員会】さんに、どうして砂浜でのレースを開催し始めたのですか? お話を聞くと
「自分が砂浜を走りたかったから! 実行委員会を作り、市や県に申し込んでこのレースを作りました!」
と笑顔でさらっと凄い事をおっしゃってました。