走り比べて分かった各車の個性と魅力! 最新 ミドルスポーツネイキッド・一斉比較!!
最後に、今回試乗した最新ミドルスポーツNKたちの乗り味と装備を見比べてみよう。
スペック的には近くても、各車それぞれに異なる個性と魅力を出しているのが面白い。
HONDA CB650R
クラス唯一の4気筒!
パワフルだが、全てが穏やかな性格だったCB650Fをリニューアル。
活気のあるエンジンと応答のいいハンドリングを生むシャシー、足周りを一気に手に入れた。
光るのはアタマひとつ飛び抜けた動力性能だが、エンジンは穏やかな反応だし、ハンドリングにもクセはなく、操作系の応答はこれまで通り穏やかなまま。
扱いやすさはそのままに、走りにスポーティな色気を加え、個性的なデザインを身にまとったスポーツネイキッドだ。
RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:68㎏
幅が広く絞り角の少ないハンドルのため、ストリートファイターのようなポジションだがまとまりはいい。軽めの前傾姿勢だが非常に自然。シートからタンクはスリムでホールド性もよく、足着きも良好だ。
SPECIFICATION
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●648㏄
●95PS/12000rpm
●6.5㎏-m/8500rpm
●202㎏
●810㎜
●15L
●120/70ZR17・180/55ZR17
DETAILS
KAWASAKI Z650
軽快で楽しいミドルZ
車体もしなやかなら、サスもしなやかで、それが独特の軽快なハンドリングを生んでいる。アップライトなライポジも加わって、ツーリングも快適。
峠道では意外なほど機敏な動きができ、ソフトな足回りをなだめられるテクさえあれば、かなりいいペースで走れる。
エンジンは中域から粘りと吹けにコシのある加速ができ、街中やツーリングなどで使い勝手がいい。
よほどのハイペースで飛ばさない限り、他車とのパワー差は感じない。
RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:68㎏
ハンドルは低いが近く、椅子に座ったような、上体の起きたライポジ。乗り心地の良さが生きて長く乗っていても大型バイクのように疲れない。意識しなくてもホールドがしっかりでき、バイクを軽快に振り回せる。
DETAILS