欧州市場では激戦区というだけあって、ミドルスポーツの中でもとりわけスポーツネイキッドクラスは4メーカーとも自信作ばかり。スタイル、性能、機能のバランスに優れ、コストパフォーマンスも優秀なモデルが勢揃いする。正直、どれにするか悩ましいところだが、ここでそんな4台の魅力を乗り比べながら検証してみよう。

走り比べて分かった各車の個性と魅力! 最新 ミドルスポーツネイキッド・一斉比較!!

最後に、今回試乗した最新ミドルスポーツNKたちの乗り味と装備を見比べてみよう。

スペック的には近くても、各車それぞれに異なる個性と魅力を出しているのが面白い。

HONDA CB650R

クラス唯一の4気筒!

画像1: 走り比べて分かった各車の個性と魅力! 最新 ミドルスポーツネイキッド・一斉比較!!

パワフルだが、全てが穏やかな性格だったCB650Fをリニューアル。

活気のあるエンジンと応答のいいハンドリングを生むシャシー、足周りを一気に手に入れた。

光るのはアタマひとつ飛び抜けた動力性能だが、エンジンは穏やかな反応だし、ハンドリングにもクセはなく、操作系の応答はこれまで通り穏やかなまま。

扱いやすさはそのままに、走りにスポーティな色気を加え、個性的なデザインを身にまとったスポーツネイキッドだ。

RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:68㎏

画像2: 走り比べて分かった各車の個性と魅力! 最新 ミドルスポーツネイキッド・一斉比較!!

幅が広く絞り角の少ないハンドルのため、ストリートファイターのようなポジションだがまとまりはいい。軽めの前傾姿勢だが非常に自然。シートからタンクはスリムでホールド性もよく、足着きも良好だ。

SPECIFICATION
●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
●648㏄
●95PS/12000rpm
●6.5㎏-m/8500rpm
●202㎏
●810㎜
●15L
●120/70ZR17・180/55ZR17

DETAILS

コンパクトな反転表示の液晶メーターは個性的なデザイン。表示機能は多彩だ。

このクラス唯一となる直4エンジンは吸排気系の見直しで伸びやかなパワー特性を実現。

KAWASAKI Z650

軽快で楽しいミドルZ

画像3: 走り比べて分かった各車の個性と魅力! 最新 ミドルスポーツネイキッド・一斉比較!!

車体もしなやかなら、サスもしなやかで、それが独特の軽快なハンドリングを生んでいる。アップライトなライポジも加わって、ツーリングも快適。

峠道では意外なほど機敏な動きができ、ソフトな足回りをなだめられるテクさえあれば、かなりいいペースで走れる。

エンジンは中域から粘りと吹けにコシのある加速ができ、街中やツーリングなどで使い勝手がいい。

よほどのハイペースで飛ばさない限り、他車とのパワー差は感じない。

RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:68㎏

画像4: 走り比べて分かった各車の個性と魅力! 最新 ミドルスポーツネイキッド・一斉比較!!

ハンドルは低いが近く、椅子に座ったような、上体の起きたライポジ。乗り心地の良さが生きて長く乗っていても大型バイクのように疲れない。意識しなくてもホールドがしっかりでき、バイクを軽快に振り回せる。

DETAILS

リアウインカーステーをフック代わりに使うとネットの張りを安定でき、積載には便利。

ペータルディスクに軽量なホイールを採用。正立フォークはしなやかなセッティング。

This article is a sponsored article by
''.