大型バイク購入に意欲を燃やすオートバイ女子部の平嶋夏海ちゃんによる、試乗インプレッション企画! 親子でジムカーナを楽しんだり、オートバイ女子部としてミニバイクレースに挑戦したりと、ますますバイク熱が高まる一方のなっちゃんが、いまリアルに気になる車輌とは……? 第3回目では、新世代CB-Rシリーズのミドルスポーツモデルとして、登場以来熱い注目を集めているCBR650RとCB650Rの2台を乗り比べてきました!
画像1: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第3回:HONDA CB650R、CBR650R)
画像: HONDA CB650R ●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●最高出力:95PS/12000rpm ●最大トルク:6.5kg-m/8500rpm ●総排気量:648cc ●ボア×ストローク:67.0×46.0 ●全長×全幅×全高:2130×780×1075mm ●車両重量:202kg ●シート高:810mm ●燃料タンク容量:15L ●タイヤサイズ(前・後):120/70ZR17・180/55ZR17 ■価格:97万9000円(消費税10%込)

HONDA CB650R
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●最高出力:95PS/12000rpm ●最大トルク:6.5kg-m/8500rpm ●総排気量:648cc ●ボア×ストローク:67.0×46.0 ●全長×全幅×全高:2130×780×1075mm ●車両重量:202kg ●シート高:810mm ●燃料タンク容量:15L ●タイヤサイズ(前・後):120/70ZR17・180/55ZR17
■価格:97万9000円(消費税10%込)

画像: HONDA CBR650R ●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●最高出力:95PS/12000rpm ●最大トルク:6.5kg-m/8500rpm ●総排気量:648cc ●ボア×ストローク:67.0×46.0 ●全長×全幅×全高:2130×750×1150mm ●車両重量:207kg ●シート高:810mm ●燃料タンク容量:15L ●タイヤサイズ(前・後):120/70ZR17・180/55ZR17 ■価格:105万6000円〜108万9000円(消費税10%込)

HONDA CBR650R
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 ●最高出力:95PS/12000rpm ●最大トルク:6.5kg-m/8500rpm ●総排気量:648cc ●ボア×ストローク:67.0×46.0 ●全長×全幅×全高:2130×750×1150mm ●車両重量:207kg ●シート高:810mm ●燃料タンク容量:15L ●タイヤサイズ(前・後):120/70ZR17・180/55ZR17
■価格:105万6000円〜108万9000円(消費税10%込)

まずは出発前の、お約束の光景から

画像1: webオートバイ on Twitter twitter.com

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ーー行きは見事に、地獄の渋滞に巻き込まれちゃったねぇ(笑)

画像2: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第3回:HONDA CB650R、CBR650R)

「気温も上がって暑い中、進んだり止まったりを繰り返すのは、ちょっとつらかったです(笑)。特に行きの国道1号線で、上り坂の先の方までズラーっとクルマが詰まってるのが見えた時は、さすがに心が折れそうになりました(笑)。あ、でも帰りはめちゃくちゃスムーズで、ラクでしたよ!」

画像: 「1つ目ライトの厚みが薄いのが好き。薄いことでタンクとハンドル周りとの一体感が出てる。でも、メーターのマウントが見えちゃうのがちょっと惜しい」(平嶋)

「1つ目ライトの厚みが薄いのが好き。薄いことでタンクとハンドル周りとの一体感が出てる。でも、メーターのマウントが見えちゃうのがちょっと惜しい」(平嶋)

ーーしかも渋滞の時に乗ってたのが、CBR650Rの方で。セパハンがちょっと苦手ななっちゃんには、試練だったかな。

画像3: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第3回:HONDA CB650R、CBR650R)

「渋滞の中でCBRって、超渋いなと思ってたんですけど、想像よりも全然ラクでした。セパハンだし、しかもトップブリッジの下でハンドルが繋がってるからかなり前傾になると思ったのに、ペダル位置のせいか、そこまでつらくなかったんです。足着きは、CBもCBRもそんなに問題なかったですね。両足は絶対着かないけど、このくらい片足が着けば、私は全然怖くないです。シート高が同じでも、CBRの方がハンドル位置が低いのは不安だったけど、ちょっと前に座るように意識すれば大丈夫でした。止まる時も、リアブレーキで止まれば前につんのめらないし。フロントブレーキメインで止まると、つんのめってバランスを崩しやすいので、そこだけ気をつけてれば大丈夫でしたね」

画像: HONDA CB650R

HONDA CB650R

画像: HONDA CBR650R

HONDA CBR650R

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ーー止まる時はリアブレーキ中心、というのは、いつもやってること?

画像4: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第3回:HONDA CB650R、CBR650R)

「足着きが不安な時は、意識してやってます。減速はフロントブレーキをメインで使って、止まる瞬間はリアだけで止まるように。今回、途中でブレーキレバーの遊びを調整したじゃないですか? 目盛りを2から6に調整したんですけど、それも、止まる時にギューって握り込める方がバランスを崩さずに済むので、安心するからなんです。もともとブレーキレバーの握り具合がパツパツというか、利き始めまでの遊びがないのがあんまり好きじゃなくて。ふいに何かあった時に、強く握っちゃって急ブレーキが掛かるのが怖いから、ギューって握り込める方が好きなんですね」

画像: ーー止まる時はリアブレーキ中心、というのは、いつもやってること?

ーーなるほど。確かに足着きが悪いバイクで止まる時、つんのめると怖いもんね。

画像5: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第3回:HONDA CB650R、CBR650R)

「そうなんです。それにCBRでの渋滞中は、もともとアイドリングの設定がちょっと高めだったのか、疲れてアクセルから手を離しても、アイドリングのまま2000回転くらいで結構走れたんですよ。それもあって、渋滞でも頑張れたところはあります(笑)。あと、CBRがセパハンでもラクなのは、ハンドルを手前に絞り過ぎてないのも大きいですね。タンクにベタって伏せた時も、ブレーキングとかの操作が怖くないんです。ハンドル位置がこれ以上下がったり、手前に来ると、私は怖く感じると思う。特に下過ぎると、操作を下側でする感じになって、私は持て余しちゃうんです。ぴったり伏せるとカウルに全身が隠れる感じになるし、スクリーン越しでの眺めも見やすくて。そう考えると、見た目も含めてスーパースポーツっぽさはあるけど、ツアラーとしても使えるように作ってあるのかなって感じました」

画像: ーーなるほど。確かに足着きが悪いバイクで止まる時、つんのめると怖いもんね。
画像: 「CBRのハンドルは、手前への絞り具合がちょうどいい。ハンドル位置がこれ以上下がったり、手前に来てると乗るのが怖くなる」(平嶋)

「CBRのハンドルは、手前への絞り具合がちょうどいい。ハンドル位置がこれ以上下がったり、手前に来てると乗るのが怖くなる」(平嶋)

ーー思いのほか、CBRは好印象だったみたいだね。

画像6: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第3回:HONDA CB650R、CBR650R)

「はい。最近、アップライトなポジションのバイクに乗ることが続いてたから覚悟してたのに、想像以上に楽しめました(笑)。あ、でも一応CBでも、タンクにガッツリ胸がつくくらいまで伏せてみたんですよ。ハンドルの位置は前に来ちゃう感じはあるけと、CBで伏せても意外と運転はしやすかったです。ワインディングはまた別だろうけど、真っ直ぐな道や高速なら全然不安感はなくて。あとCBの方が、タンク周りへの足のフィット感は良かったですね」

画像: ーー思いのほか、CBRは好印象だったみたいだね。
画像: 「CBの方が足のタンク周りへのフィット感がいい」(平嶋)

「CBの方が足のタンク周りへのフィット感がいい」(平嶋)

ーーちなみに、この企画では初めての4気筒だったけど、印象は?

画像7: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」
(第3回:HONDA CB650R、CBR650R)

「4気筒は重くなるイメージがあったけど、全然重く感じなかったです。今まで、車重が200kgを超える車輌はあんまり乗ったことなかったのに、全然大丈夫でしたね(※車輌重量はCB650Rが202kg、CBR650Rが207kg)。取り回しも含めてそう感じたのが、自分でもびっくりで。特に今日みたいに、駐車場が混んでて動きが制限される時なんかは、取り回しが軽く感じるのはすごく良かったです。大観山で停めた場所も、左側が下がった斜めの場所だったんですけど、跨ってから引き起こす動作も意外なくらい平気でした。重心が低いのか、重さを感じないように設計されてるんだなって、ちょっと感動しました」

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