各部を進化させつつ伝統のフォルムを継承
2015年は6機種ものブランニューモデルが登場し、ますます強力な布陣となっているが、まず注目したいのは「シャークノーズフェアリング」と呼ばれるフレームマウントのカウルを持つ「ロードグライド」と、ハーレーファンなら誰もが知る「ローライダー」の復活だろう。
いちど見たら忘れない、個性的な二眼マスクのロードグライドは、そのデュアルヘッドライトをLED化させたほか、大柄なフェアリングをシェイプアップし、スタイリングを一新。
メーターパネルに、オーディオシステムなどの機能を集約する6・5インチタッチパネル式ディスプレイを備えるなどし、「ロードグライドスペシャル」となってオールリニューアルを果たしている。
そして、ファンにとって待望だったニュー・ローライダーは、そのネーミングのとおり低く構えたロー&ロングな車体で日本に上陸。フロント19、リア17インチのキャストホイールを備え、H−Dの力強いロゴがペイントされた燃料タンクの上には、速度計とタコメーターを縦列2連装備。
前後シリンダーから伸びるエキゾーストパイプは右側のステップ下で集合し、そのまま1本の図太いマフラーとして太く後ろへ伸びている。
ヘッドライトの上にあるバイザーといい、レイク角を大きくとって深く寝かせたフロントフォークといい、その装備内容とフォルムは1977年に発売され、いまなお語り継がれる伝説のハーレー「FXSローライダー」そのもの。
キング・オブ・レジェンドのスタイリングを現代に蘇らせたのだ!
ほかにも、ウルトラ2機種に足つきを飛躍的に向上して、ポジションをコンパクト化した「ロー」が登場したほか、ストリートボブには「リミテッド」を追加。
さらにストリートグライドを6・5インチモニター搭載の「ストリートグライドスペシャル」へグレードアップするなど話題満載。
今回ではまず、ロードグライドとローライダーに注目しよう‼
2015 HARLEY-DAVIDSON NEW MODEL DEBUT
LOWRIDER[FXDL]
● 排気量:1584cc
● 最大トルク:11.83kg-m/3500rpm
● 価格:209万円(ビビッドブラック)/212万5000円(モノトーン) /216万円(ツートーン)
ROADGLIDE SPECIAL[FLTRXS]
● 排気量:1689cc
● 最大トルク:12.85kg-m/3497rpm
● 価格:299万5000円(ビビッドブラック)/303万4500円(モノトーン)
STREET BOB LIMITED[FXDBB]
● 排気量:1584cc
● 最大トルク:11.93kg-m/3000rpm
● 価格:189万円(ツートーン)
STREETGLIDE SPECIAL[FLHXS]
● 排気量:1689cc
● 最大トルク:12.85kg-m/3497rpm
● 価格:299万5000円(ビビッドブラック)/303万4500円(モノトーン)
ULTRA LIMITED LOW[FLHTKL TC]
● 排気量:1689cc
● 最大トルク:12.95kg-m/4000rpm
● 価格:373万5000円(ビビッドブラック)/モノトーン377万4500円 /ツートーン381万4000円
ELECTRA GLIDE ULTRA CLASSIC LOW[FLHTCU TC]
● 排気量:1689cc
● 最大トルク:12.95kg-m/4000rpm
● 価格:351万5000円(ビビッドブラック)/355万4500 (モノトーン)/359万4000円(ツートーン)