イタリアンブランドらしい高いデザイン性も期待
今年で創業100年を迎えたのがイタリアのレジーナ社。オートバイ用チェーン部門はレース界で300以上の世界タイトルを獲得している。
かって「フリクションが少ないが耐久性は劣る」と言われた時期があったが、現在のチェーンはモトGPやWSBでも使用され、ヨーロッパ車における純正装着シェアもナンバーワンという信頼性を誇っている。
僕のニンジャ1000は前後スプロケットのサイズを純正の525からアファム製の520にコンバートした際にEKのThreedチェーンを装着。
まだ使える状態だが、使用距離が3万㎞を超えたので念のために新品に換えることにした。
レジーナ製品を選んだのは世界的に評価が高まっているレジーナチェーンの性能を自ら確かめるためだ。
装着したのはストリート用最高グレードのZRPシリーズ。Zリングと呼ばれる独自の構造で低フリクションながら高いグリス封入効果を発揮するという。
僕のニンジャは高速道路通勤と峠道比率の多いツーリングがメインなので、フリクションよりも耐久性が優先。
525から520にコンバートしたことでチェーンの負担が増えていることもあり、頻繁にチェーン調整をしないで済む性能が欲しい。
交換してから1500㎞ほどの走行なので耐久性を評価することはできないが、少なくとも初期伸び(新品装着から100㎞走行程度までは可動部の摩耗によってチェーンの伸びが早めに進行する)はこれまで使ってきた国産各ブランドの上級グレード品と変わらないし、フリクションに関しては少ない部類という感触。
コスト・パフォーマンスは上々という印象だ。
もっと距離を伸ばしてからまたレポートしましょう。
Photo:赤松 孝、南 孝幸