下田、かく語りき

画像1: 下田、かく語りき

下田丈のデビュー戦は、モト1/2ともに途中離脱。だが、モト2に関しては下田のスピードが通用することがよくわかったレースだった。そのまま走りきるだけで一桁順位は獲れただろう。では、スタートが成功したらどうだったろうか。たらればを話せばきりがないが、5位以内はそれ以下と別次元であった。特に、どう贔屓目にみてもトップ2名のスピードには達していないという見方が大勢だろう。

落ち込んではいない、と下田は言う。「モト2は、走り方がわかったからもっと走りたかったです。それが正直なところ。悔しいのは悔しいですが、落ち込んではいません。走り的には、悪くはなかったと思っています。

画像2: 下田、かく語りき

ロレッタリンのようなレースは、コース幅が狭くてなかなかラインのうまいつながりを探せませんでしたが、ユナディラのようなコースなら何本もいいラインがあるので、序盤からペースを上げるのは難しくはありません。ロレッタリンで感じた、序盤のペースがあがりづらいという課題は、AMAではなさそうです」そもそもカリフォルニアで、グレンヘレンなどの巨大なコースを走り込んでいる下田にとっては、AMAで使うコースのスピード感や、ダイナミックさに戸惑いは一切ないのだそうだ。「ユナディラは、はじめてだったのですが、いいコースでした。はじめてのコースを攻略することは、得意なんです」とも言う。

「100%で走れてはいないけれど、ペースをつかむことができました。これまでプロのレースに出ていなかったから、わからなかったことが多くて、本当に通用するか不安でした。でも、今日走ってみてそれが解消できた。緊張が抜けました」と下田。

レース後、下田は会場にあるドクターのところへ。肩のレントゲンを撮ると、肩の骨が欠けていたと言う。おそらくロレッタリンの転倒で生じた怪我だろうとのこと。痛みはあるけど、残り2戦を欠場することは考えていない。早速明日から、次週のバッズクリークへ向けてトレーニングを始める。

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