都道府県対抗の団体戦も!
8月3、4日に鈴鹿サーキットの交通教育センターで行なわれた「二輪車安全運転全国大会2019」に行ってきました!
私は安全運転の全国大会があるなんて知らなかったので、大会のことを初めて聞いた時は驚いたのですが、「どんな大会内容なんだろう?」「見たら運転の勉強にもなるかな」とわくわくしながら鈴鹿に向かいました。
そんな中、選手たちの走る姿を観て一番思ったのは「あんな風に走れるようになりたいな。もっと練習したい、走りたい!」でした。
あと、この大会は個人戦のみだと思っていたのですが、体操の団体戦みたいにチーム一丸となって戦っている姿に驚きました!
表彰式でもみんなで喜んだり、中には涙をながしている選手もいて、この大会の為に頑張ってきた嬉しさや感動があり胸がジーンとなりました。
この大会には34都道府県のそれぞれのクラスの代表が参加しているのですが、クラスは全部で4つ。
◎高校生等クラス(原付一種:ヤマハ ジョグ)
◎女性クラス(原付二種:スズキ スウィッシュ)
◎普通二輪クラス(普通二輪:カワサキ Z400)
◎大型二輪クラス(大型二輪:ホンダ CB1100RS)
各チームには、それぞれのクラスの選手と監督がいるのですが、家族や仲間なども応援に来ていて、みんなで同じTシャツを着ていたり、競技中の選手をみんなで見て、写真や動画を撮ったり、上手くいった時に拍手を送ったり。
競技は個人戦でもありますが、それぞれのクラスの合計で団体戦の結果になります。団体戦で上位を狙うみなさんの、チームの一体感に本当に驚き、そして感動もありました。
競技は法規履行走行と技能走行の大きく分けて2つあるのですが、発進前には必ず左右と後ろも確認してから出発。膝を開いたり、無意味に足をチェンジペダルの下に置くと減点など、しっかり安全に走る為に細かく採点されます。
審判員もしっかり見ているのでそのプレッシャーの中、競技に参加する選手はメンタルも強くないとなかなか難しそうです。
とても細いパイロンの間を、車体を当てずに通ったり、スラロームやブレーキングといった教習所でもやるような内容の、難易度が高くなった競技もありました!
私がこの大会を見て難しそうだなと思った最大のポイントは、車両が自分の物ではないということ。
クラスそれぞれの車両が用意されていて、当日そのバイクに乗るのですが、練習はありません。
走る前にコースの説明があります。
その後にこのルートで通って下さいという下見で説明員の方を先頭に大まかなルートを走るのですが、本番以外でバイクに乗るのはこの時だけ。だから、選手によっては課題車両を購入して練習する方もいるそうです。
1つ1つの競技にかかるプレッシャーは相当なものなのだろうなと、考えただけで苦しくなるような、、、笑
少し余談ですが、毎年猛暑の8月に開催される同大会。シートが熱くならないようにと、使用していないスクーターのシートは全て開けて置いてあるんです(これだけで、シート表面の温度は全然違うそうです)。スタッフの方の優しさにほっこりでした(*ˊ˘ˋ*)
競技走行は本当に難しそうな内容で、選手によって違うそれぞれのアプローチ方法を見て運転の勉強にもなりました。また、法規履行走行では改めて公道で安全に走る時に注意する点を認識する事ができました。
実際競技に参加されていた選手にお話しを聞いてみると、中には6、7年ずっと参加されている方や本番が雨の時に備えて、雨の練習もしていたという声も。
失敗して「もう1回走りたい」という声が聞こえてきたり、お隣の県のチームと仲が良く一緒に練習しているから本番もお互い励まし合っているなんて教えて下さった方もいました。
そんな大会の雰囲気から、みんなで上達されているのを凄く感じてステキだなと思いました。
今回、私の地元愛知県は出場していなかったのですが、私ももっと練習して、こういう大会にも出られるくらいスキルアップしたいと思いました!
やっぱりどんな状況でも安全に上手く乗りこなせているライダーはかっこいいですよね☆
私もそんなライダーになりたいと改めて感じた1日でした(*'ー'*)ノ