G-NET全日本ハードエンデューロ選手権をご存知だろうか? 日本でもっとも難しいエンデューロのシリーズ戦であり、このレースを完走することは全ハードエンデューロライダーの第一目標と言っても過言ではない。このレポートを書いてくれているFUNAI RACINGのメンバーも、例に漏れない。

仲間の応援が力になった、目指せタマイチ

画像1: 仲間の応援が力になった、目指せタマイチ

ヒルクライム近くまで来ると、先にゴールしたフィニッシャー達が声援を送ってくれているのが分かりました。G-NETのトップライダーであるAD/tacさん、水上泰佑さん、内嶋亮さん、いつも白井で一緒に練習しているオカニーさん、もりーさん…。

この時には腕・脚ともに攣っていて限界の状態で、

正直、止まりたくてしょうがない

というか、止まらないと無理、と言った感じでしたが、坂の上から自分に向かって何かを叫んでいる仲間や、憧れのトップライダーの姿を見ると、絶対に諦めちゃいけない(強制的に諦められない)と強く思いました。身体に関しては我慢しかありません。

画像2: 仲間の応援が力になった、目指せタマイチ

2本のヒルクライムを登れば、もうゴールはすぐそこです。

画像5: Photo by 内田裕也

Photo by 内田裕也

ゴール前のヒルクライムは2本あり、1本目は序盤がゴロゴロしていて助走の進入も取り辛い感じ、2本目は助走は取りやすいものの、1本目より斜度、長さが上回る感じでした。

当然どちらも一筋縄には行かず、何度も失敗しました。仲間たちから「あと何分!」といったカウントダウンが聞こえる中での、失敗からの必死なリカバリーは、体力的にかなり堪えるものがあり、もう暫く経験したくありません(笑)。

画像3: 仲間の応援が力になった、目指せタマイチ

残り数分になる中、何度もヒルクライムに挑戦していたのですが、応援してくれるフィニッシュしたライダー達が、自分のすぐ隣まで降りてきてラインの指導など、登る際のアドバイスを事細かにしてくれたことを覚えています。

当然、NO HELP ZONEなので手を触れてのヘルプは禁止な訳ですが、それでも自分のゴールの為にできる限りのアドバイスをして下さっていたのを身に沁みて感じました。距離が近かったのもあって、みんなの応援が本当に力になりました。

結果、2本とも投げ上げでなんとかクリアした訳ですが、2本目を登り終わった時点で残り1分。ゴールまで続く、ヒルクライムとは言わないまでもそれなり斜度があるゴロゴロの移動路を死にものぐるいで進みます。

This article is a sponsored article by
''.