ところでですね、マスクが売ってないんですよ。かといってマスクなしで出歩くのは避けたいわけで。だから作ろう、マスクを。
マスク自作情報は色々あります
そもそも自作マスクってありなの? どうなの?ってとこですが、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)なんてすごい機関でもマスクの作り方情報を提供してるんですよね。しかもアメリカらしく、通常のマスクだけでなく、Tシャツを使ったマスクやバンダナで作るマスクなんかも。
CDCのサイトは英語ですが、図があるのでなんとでもなるはず。
でもですね、試しにやってみると自分的にはいくつか不満があるわけですよ。
まず、マスクに使われるガーゼ生地が売り切れ。なんなら耳にかけるゴム紐も売り切れ。布専門店なんかを探すと見つかる可能性もなくはないけど、正直現実的ではないんですよね。
あと、Tシャツはピチピチすぎてちょっと覆面感が凄い。蒸れると口元だけ色変わりそうだし。バンダナは、悪くないけど分厚すぎて使いにくいんですよね。
というわけで今回は、超簡単かつ入手しやすい素材でのマスク作りです。
誰でも作れる手ぬぐいマスク
さて、超簡単なマスクの作り方はってのは「縫わずに作れる マスク」とかで検索すればwebにいくらでも出てくるんですが、問題は素材。入手がそれなりに容易で、見た目もおかしくなくて、っていうとなんじゃろう。
で、百均(セリア)にいって見つけたのが手ぬぐい。正確には手ぬぐい風タオルってかいてありました。素材みたら綿100%なんでこれで良さげ。ゴム紐は売り切れてたのでタイツも買ってきました。総額220円也(税込)。あと必要なのはハサミだけ。

自作マスクといえばガーゼ生地ですが、そもそもガーゼ生地というのは、絹・綿・麻などの天然素材を使って、肌触りをよくしたもの。そのほかにも、軽量で通気性、吸水性の良さも特長ですね。手ぬぐいも肌触りと通気性の良さが特長なので、割と合致しているのです。
ちなみに、amazonで調べると手ぬぐいはまだ通常通りの値段なようです。百均よりは高品質なはず。白無地の手ぬぐいなら、さらにマスク感出てフォーマルにも使えそう。
ちなみに「手ぬぐい」で検索するとタオルガーゼもヒットしますが、これたぶん分厚すぎてよろしくないかも。
さっそく作り方
手順はこんだけ。難しい点といえば、男性だとタイツを買うのが恥ずかしいくらいかな。
ちなみに今回購入した手ぬぐい風タオルですが、手ぬぐいの標準的な寸法である約34cm×90cmにほぼ合致してるので、普通の手ぬぐいでも同じように行けるはず。
あ、忘れてた。作る前に水通し(軽く押し洗い)しておくと良いですよ。

念のため各工程を画像で紹介するのです。

① まずは半分に切ります。そのまま作ると分厚いんですよね。切るときはハサミで適当で良いです。どうせ折り返しちゃうので。

② 上下三分の一に折ります。

③ タイツの足部分を適当な幅で切ります。適当で良いです。

こんな感じ。タイツを切るのは、背徳的ですな。

切ったタイツを引っ張ると丸まります。ヒモ完成。これ、耳が痛くなくて良いですぞ。

④ ヒモをはさんで左右三分の一に折ります。反対側もね。

完成ー。簡単でしょ。

さらに防御力を上げたいときは、不織布とかいれると良いかも。手元にあったキムワイプいれてみた。
さくっと完成。ちょっと大きめなので、折る位置を深くしたりして顔に合わせると良いです。あと、タイツヒモは割と長いので、適当に結んで短くすると良いです。んで、マスクのフチにしわが寄るくらい引っ張ると、見栄えが良くなります。
実際付けたらどうなるのってのが必要ですよね…。要らない?

要るだろ、普通に。

というわけでこんな感じ。タイツヒモを結んだり、手ぬぐいのたたみ方を調整して顔に合わせると良さげ。この辺はお好みで。
次回はもうちょっとこだわったマスクを作ります!
今回はだれでも簡単ということで、縫わずに作りました。とはいえ、作ってみると、より快適なのが欲しくなりますよね。多少手数が増えても。
なんで次回はミシンも使って自分だけの特別仕様を作りたい。でも材料がまだamazonから届いてない…。
写真・文:若林浩志
若林浩志/プロフィール
愛知の地方カメラマン。1973年生まれ。撮影は、バイクと料理とブツ撮りが好き。
所有バイクは、ホンダ・スーパーカブ90とヤマハ・TDR250。平成終盤にキャンプに目覚め、ネットで用品を買いまくる毎日。
趣味はamazonレビュワーランキング上げ。最近はメルカリにハマっています。