大型バイク購入に意欲を燃やす平嶋夏海ちゃんによる、試乗インプレッション企画! 親子でジムカーナを楽しんだり、オートバイ女子部としてミニバイクレースに挑戦したりと、ますますバイク熱が高まる一方のなっちゃんが、いまリアルに気になる車輌とは……? 第7回目となる今回は、実車を見るのも初めてという、ハスクバーナ・モーターサイクルズ/スバルトピレン701のインプレッションをお届けします!

ーーハスクバーナに乗るのは初めてだよね? もともとハスクバーナ・モーターサイクルズってブランドには、どんな印象を持ってた?

画像1: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

ハスクバーナ・モーターサイクルズのことは全然知らなくて、実車を見るのも今日が初めてなんですよ。KTMグループのバイクだってことも、昨日調べてて初めて知ったんです。

画像1: ーーハスクバーナに乗るのは初めてだよね? もともとハスクバーナ・モーターサイクルズってブランドには、どんな印象を持ってた?
画像2: ーーハスクバーナに乗るのは初めてだよね? もともとハスクバーナ・モーターサイクルズってブランドには、どんな印象を持ってた?

ーーやっぱり今回も、いつもの【平嶋ノート】に下調べは余念なかったんだね(笑)。では、率直な感想から教えてください。

画像2: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

乗ったフィーリングは、発進時の音も振動も大きい! この迫力は、他には変えられないものがあるんじゃないかなって思います。エンジンは特に3000回転以下とかの低回転域で、操作にちょっと気を使うなって思いました。場合によっては半クラッチを使うことも。もちろん、きちんと操作すれば快適に乗れるんですけど、何も考えずに雑には乗れないなって思います(笑)。そういう意味でも、街乗りにぴったりなバイクってよりは、高速道路とかで回転域を高くし続けて乗ってあげると、より快適に乗れるバイクじゃないかなって。ワインディングもすごく気持ち良さそうなバイクだけど、今日は残念ながら交通量が多くて、ゆるゆる走ることしかできなかったんですよね。もっとシフトチェンジしながら、コーナーに応じたスピードとギアで楽しみたい! と思わせてくれるバイクでした

画像: ーーやっぱり今回も、いつもの【平嶋ノート】に下調べは余念なかったんだね(笑)。では、率直な感想から教えてください。

ーー渋滞でトロトロ走る……なんて場面には、ちょっと不向きな印象だったんだね。

画像3: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

うん、あんまり向いてないかも(笑)。ただ街乗りでも、Uターンとか小さなコーナーでは、ハンドルのキレ角も大きくてすごいやりやすいんですよ。低回転域だと車体の揺れを感じることがあるので、私は3速くらいで、半クラッチを使いながらUターンするのが、エンジンもラフに扱えるし、車体も安定してやりやすかったです。できるだけ3000回転くらいを目指してアクセルを開けてたので、ちょっと吹かし気味にはなっちゃったんですけど。

画像: ーー渋滞でトロトロ走る……なんて場面には、ちょっと不向きな印象だったんだね。

ーースバルトピレンにはクイックシフター(アップ/ダウン)が標準装備されてるけど、使用感はどうだった?

画像4: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

高速走行で使うと、カチって音と、ちょっとの振動だけでスムーズにシフトチェンジできて、すごく便利でした。低速では、クラッチを使ってシフトチェンジする方がナチュラルかなって気がしました。

ーー足回りに関して感じたことはある?

画像5: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

今回、サスペンションの設定は“コンフォート”で、やわらかめのセッティングだったんですけど、リアブレーキを踏むと、リアだけでなくフロントも沈むような感覚がありました。なんて言えばいいのかな……。ブレーキングでの沈み方が、実際のリアサスの角度よりも、もっと斜めについてるような感じがしたんですよ、わかります?(笑) フロントサスは、ブレーキをかけるとしっかり入り込むけど、一回で全力を使い切るんじゃなく、「もうちょっといけるよ」みたいにちょっと余力があるのが伝わってくる。強めにブレーキをかけても、つんのめっちゃう感覚がないから、そこが安心感にもつながってとても良かったです。やわらかめの設定といっても、ビヨンビヨンしちゃう感じではなくて、やわらかい中にハリがあるし、しっかり支えてくれる感じがあって、段差やギャップでの不快な突き上げもなかったです。

画像: ーー足回りに関して感じたことはある?

ーーポジション的に気になる点はあった? シート高は835mmだったけど……。

画像6: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

私の身長だと両足は全然着かないし、タンクも上が広がってる形状なので、ガソリンを満タンに入れた状態だと、「重心が上の方にあるな」って印象はあったんですよ。でも、シートも含めた車体の細さと軽さ、特に車重は161kgと本当に軽いので、そこにすごく助けられた気がします。タンクからフレームにかけての形状が、ニーグリップで太ももがもうジャストフィットってくらいピッタリで。座る位置も前の方に乗ればより細く、後ろに座れば姿勢がラクで、好みでいろいろ選べるシートだなって思いました。あと、サイドスタンドの出方が大好き! ちょっと足で蹴ると最後まで出切ってくれるのは、本当にありがたいです。右足のつま先を地面から離さないと、絶対に左足のつま先は届かないので、何回もスタンドを蹴ってちゃんと出てるか確認しなくても済むと、停める時の作業が減って、私的にはすごくラクなんですよ(笑)。

画像: 足つきは、こんな感じでした。

足つきは、こんな感じでした。

ーーなるほどねぇ。ちなみに、ジムカーナには使えそうかな。

画像7: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

Uターンとかはやりやすいけど、あのタンクや車体を傷つけたくないから、絶対転倒できない!! そういう意味では、もったいなくてジムカーナで乗れないです(笑)。

ーーそっか(笑)。ちなみに、国産車に比べて外国車はメーカーごとの個性が強いってよく言うけど、なっちゃんもそれは感じた?

画像8: 平嶋夏海の「つま先メモリアル」(第7回:HusqvarnaMotorcycles Svartpilen 701)

他の何にも似てない見た目も含めて、個性の強さはすごく感じました(笑)。同じ2000〜3000回転でも、国産モデルだと何も考えないで乗れるんですけど、スバルトピレン701は自分の操作によって「おっ、よしよし!」って快適に乗れる時もあれば、ドドドドって暴れるような感覚を感じる時があるんですね。だから、自分がちゃんと操作してあげれば、その分だけ快適になるバイクだなって思いました。あと、最後にタンデムもしたんですけど、想像よりもずっとパッセンジャーは快適でした! ゴムみたいなシート素材のおかげで全然滑らないし、シートの後ろ側はなだらかなに高くなってるので、発進時に置いてかれそうになることもなくて。パッセンジャーが握れるベルトが前にあるのも良かった。高速道路でも、ライダーの背中に体が隠れるので、風を受けて首が痛くなるようなこともなかったですよ。

ハスクバーナ・モーターサイクルズ 新型「SVARTPILEN 701」の主なスペック

| 最低地上高 | 164mm
| シート高 | 835mm
| 車両重量 | 161kg
| エンジン形式 | 水冷4スト単気筒
| 総排気量 | 692.7cc
| ボア×ストローク | 105×80mm
| 最高出力 | 55kW(75PS)/8500rpm
| 最大トルク | 72N・m
| 燃料タンク容量 | 12L
| 変速機形式 | 6速リターン
| タイヤサイズ(前・後) | 110/80 R-18・160/60 R-17
| ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク
| メーカー希望小売価格 | 127万5000円(消費税10%込)

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