騒音、環境問題など、コンプライアンスが叫ばれる世界中でE-MTBが注目を集めています。こいつなら、音は出ないし、土をかっぽじることもあまりありません。電動で上りもラクだから、誤解を恐れずに言うなら、もうほとんどバイクに近いわけです。さて、このたびリリースされたのは、既存のクロスカントリーモデルYPJ-XCよりも、さらにダート成分多めのYPJ-MT Pro。27.5インチ、XT11sコンポ、160mmフロントサス×150mmリアショックのスペックは、MTBで最も重装なダウンヒルカテゴリー一歩手前の超絶指向! そう、これを待ってたんですよ!

ヤマハ最小・最軽量のドライブユニット「PW-X2」は
まるで現代最新の電子制御マシンのよう!

画像: ヤマハ最小・最軽量のドライブユニット「PW-X2」は まるで現代最新の電子制御マシンのよう!

より高いケイデンスに対応する小型・計量ドライブユニット「PW-X2」をYPJシリーズとして初採用。YPJ-XCにも搭載されているEXPWモードは、よりペダリングに素早く反応しパワフルな走りを楽しめるようにチューニングされているとのこと。さらに、制御プログラムがスムーズでレスポンスの良いアシストフィーリングを実現しているとのことなのですが…

画像: ※アシストオフモードも含めて7タイプ

※アシストオフモードも含めて7タイプ

新たなアシストモードとしてAutomatic Support Mode(オートマチック サポート モード)が追加されました。これはECOモードからHIGHモードまでのアシストモードを、車両が走行状況に応じて自動で選択してくれるのです。斜面にあわせて、トレイルでモードを切り替えるなんて結構難しいオペレーションになっちゃうので、これはありがたい。

走行状況を把握するヒミツ

画像: A:ペダルトルク B:スピード C:クランク回転 D:角度

A:ペダルトルク
B:スピード
C:クランク回転
D:角度

車両にはクワッドセンサーシステムを搭載。スピード、クランク回転、ペダリングトルク、角度の4つのセンサーから得た情報を瞬時に演算して、ライディングコンディションを正確に把握することで、ライダーが求める適切なアシストパワーを生み出すわけです。もはや、最新ロードスポーツのIMUを介した電子制御のようですね。

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