宇宙一難しいと自称、世界でも最難は間違いが無いハードエンデューロレース、エルズベルグロデオ。過去には田中太一や矢野和都、水上泰佑らが参戦し、2018年からは石戸谷蓮も挑戦を発表。しかし未だ日本人完走者は田中太一ただ1人だけ。今日は、この凶悪なコースに、鈴木健二が参戦するという速報をおとどけしたい。今年は「G-netがメインレースです」と宣言しており、G-netシリーズランキングでは現在トップ。JNCC、JECでもチャンピオンを取るその圧倒的な走りがついにエルズベルグの扉をたたく。
画像2: エルズベルグの数字

エルズベルグロデオはこれまで、何にも属してこなかった、ただの草レースだった。名誉とフィニッシャーフラッグだけが与えられる。2018年からは世界のエンデューロをシリーズ化した「WESS(WORLD ENDURO SUPER SEIES)の1戦として位置づけられているが、それよりも「エルズベルグロデオ」自体が一つのタイトルとしてとても尊重されている。

毎年、4日間のうち2日目にRide on Eisenerzというパレードがおこなわれる。参加する台数は3000台を超えると言われ、小さな鉱山の街を、3000台のバイクが縦横無尽に走り回る。街も、経済効果あってのことか、歓迎ムードで盛り上がる。このパレードは、エルズベルグロデオにおける一つのハイライトである。

画像3: エルズベルグの数字

観客動員数はダカールラリーのほうが多いだろう。日数や経済効果もダントツでダカールだ。影響力はアメリカのAMAスーパークロスがダントツだろうか。しかし、エルズベルグにはそんな物差しは不要だ。現場に身を置き、その昂ぶる熱を全身で浴びれば、きっと意味がわかる。

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