タイスケ、アヤト、森のガチバトル
鈴木健二、山本礼人、水上泰佑の3人が1ポイント差で並び、G-NET2020最終戦、HINO HARD ENDUROを迎えた。レースはG-NETクラスとハードクラスの混走。スタート順はG-NETの黒ゼッケン以外が最初で、タイスケやアヤト鈴木健二らG-NET黒ゼッケン。最後にハードクラスとなった。
一周目、最初に第4セクション「ヤブサカ」を登ってきたのは佐々木文豊だ。佐々木は今大会7位、今シーズン通算ポイント35ptで来年は黒ゼッケン5をつける。
鈴木健二ら黒ゼッケンライダーがたどり着いた時にはすでにヤブサカはハードクラスライダーで渋滞していたが、さすがは黒ゼッケン。素早く空いているラインを見極め、あっさりと登頂していった。しかし鈴木は残念ながら一周目の第33セクション「Beta Mountain」でクラッチを使い切り、リタイヤ。「クラッチプレートは新品を入れてきたんですけど、どうやら前回のレースでミッションオイルが減っていたらしいです。完全に整備不良ですね」今シーズンのチャンピオン候補の一人が、早くも脱落する形になった。
二周目に突入した順番は山本礼人、森耕輔、水上泰佑。アヤトと森はつかず離れず、まさにテールトゥノーズで僅差のバトルを繰り広げた。
何度かトップは入れ替わり、第17セクション「フラット林道」でも白熱のシーンが見られた。アヤトが5合目ほどでイゴつく間に森が8合目まで一気に登るが、残り2合を押し上げるためのベストラインに入れず、その隙にアヤトが抜き返す。さらにアヤトが登頂した直後に、少し離されていたはずのタイスケが現れた。