文:二輪車新聞 竹尾旭生
※この記事は、『二輪車新聞』の公式ウェブサイトで2020年11月4日に公開されたものを転載しております。
毎年恒例のレースイベントは人気の番組コンテンツ
このバイクレースは『ライクアウインドGP』と題し、サーキット初心者からベテランまで幅広いライダー層が出場できる大会イベントで毎年9月に催されている。また、大会模様は同番組やホームページを通じて放映。見所がある人気の高い番組コンテンツとなっている。
GP戦会場は例年同様、カートやバイク走行、各種レースが気軽に楽しめる本格派サーキット場のスポーツランド生駒(大阪府四條畷市、コース全長約600m)。今大会も各クラスには多くのライダーがエントリー参戦。さらに会場ではアフターパーツメーカーなど二輪車関連企業の協賛/出展ブースも多彩に並び、今年のGP戦も大いに盛り上がった。
レース初心者も多く出場し、存分に競技を楽しんだ
ライクアウインドGPは、幅広いライダーにバイクレース競技の面白さを体感してもらおうと、レース熟練度やライディングスキルなどを鑑み、出場カテゴリーを設定。耐久戦カテゴリーは、各クラスで周回規定タイムが設けられるなど、速度差をなくすことで初心者や女性も安心してレース参戦できるよう企画されている。加えて同GPならではの競技ルールも導入。多くのライダーが出場する耐久戦では、ライダー交代時のミニゲームによる獲得ポイントギャップも組み入れたルールに。耐久戦においては、レース初心者向けなどとして初級クラスなどを用意し好評を得た。一方、スプリント戦カテゴリーでは周回規定タイムを設定せず、速さを競う1ヒート制10周のレース設定とした。
大会設定クラスと参加チームは次の通り──【耐久戦】①初級クラス・60分耐久/出場24チーム=ツナギなし可▽周回規定タイム47秒▽ライダー交代・ピットイン時のゲーム有り②中級クラス・80分耐久/出場26チーム=要ツナギ▽同37秒▽同③上級クラス・80分耐久/出場23チーム=同▽同33秒▽同。【スプリント戦】①4スト125㏄(17㌅)・1ヒート制10周/出場12チーム=要ツナギ▽周回規定タイムなし②ショップ(二輪車販売店など)対抗クラス・同10周/出場14チーム=同▽同。ショップ対抗クラスはミニゲームも行われ、最終順位付け。
前述の通り、耐久戦ではミニゲームをレース中に随時挿入。今大会も前回GP同様にスカットボールが企画され、獲得ポイントが勝負を左右。ライダー交代時に実施されたスカットボールでは、ボールがホールインした箇所の掲示ポイントがレース順位に影響するなどし、序盤から終盤まで、参加全チームに優勝のチャンスがある終始白熱した展開となった。
また、速さを競うスプリントレースでは、今回も全開モードの熱いバトルが繰り広げられた。このうちショップ(二輪車販売店など)対抗レースクラスについては走行後にミニゲームを実施。レース競技の上位5チームがストラックアウト(的当ピッチングゲーム)を行い、ボールの当たった的の数字がゲームポイントとしてレース結果に反映。優勝チームなど上位順位がゲームポイントにより激変し、出場ライダーやチーム関係者、観客も含めて、会場は最後まで沸いた。
今大会も各クラスの優勝チームには、フェリーさんふらわあ「九州往復乗船券」をはじめ、上位チームにも協賛各社による豪華賞品が贈られた。
なお、GP戦の模様は「ライクアウインド」の公式番組ホームページ内で好評放映中だ。
ライクアウインド
http://www.likeawind.jp/
文:二輪車新聞 竹尾旭生
※この記事は、『二輪車新聞』の公式ウェブサイトで2020年11月4日に公開されたものを転載しております。