キャンオフは学生だけでなく社会人でも誰でも参加できる。しかし、学生として参加できるのは限られた期間の間だけ。大学を卒業するとともにキャンオフから、バイクから離れてしまう人も少なくない。そんな学生最後の彼らにとって「キャンオフ」はどのような物だったのか。終わりでもあり、始まりの時でもあるキャンオフ最終戦の様子をお伝えしたい。
レディース対決に燃えた「学生初級・中級」スプリント
スプリントも「学生初級」、「学生中級」、「学生EX」、「社会人」の4クラスでの2ヒート制で行われ、「学生初級・中級」、「学生EX・社会人」の2つの混合スタートとなった。
学生初級クラスにおいてヒート1、ヒート2共に1位に輝いたのは保坂明日那。同じクラスの中でも頭一つ飛び抜けた速さであった。
こちらも学生中級クラスでヒート1、ヒート2共に1位は中京大学の伊與田彩花。全日本モトクロス出場経験もあり、2位のライダーとは大きく差をつけた。初級クラスの保坂明日那とは一進一退の接戦を繰り広げ、会場に視線は彼女２人に集まっていた。
IA渡邉誉を追う、若手の牙
学生EX、社会人クラストップ勢はハイレベルなレース展開に。
学生EXクラスでヒート1、ヒート2共に1位は青木琥珀。大神智樹が手掛ける若手のホープはまだ14歳の中学生でありながらその実力は本物。今後も続けてキャンオフに参加してほしい。
ヒート1、ヒート2共に1位を勝ち取ったキャンオフOB渡邉誉いや、IAホマレと呼ばせてもらおう。その走りは圧倒的でスタートから先頭をキープしそのままフィニッシュ。
そのIAホマレに食らいついたのはキャンオフOBの楠雄貴。ヒート1、ヒート2共に先頭を走る渡邉の後ろ姿を追いかけるも離されてしまい結果は2位。やはりIAホマレ強し。
