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軽量＆スライド式で使い心地もいい、こだわりのトング
昨今のアウトドアブームの中、キャンプで焚き火を愉しむライダーも増えている。そして、焚き火に欠かせないのがトングだ。しかし、一般的なトングでは嵩張るので、バイクで携行するには向かない。かと言って簡易なものや折り畳み式のものは、機能性や使い勝手を犠牲にしたものが少なくない。
そんなキャンプライダーの声に応える形でワールドウォークが開発したのが、スライド式トングだ。
スライド式トングは、先端部分が持ち手にスライド収納されることで、携行時のコンパクトさを実現したのが主なトピックなのだが、見れば見るほどこだわりの詰まった造りに感心させられる。
同社製品のほとんどは、地元の町工場が製造を担当している。その確かな技術力に融合するのが、他メーカーには無い独自の着想である。今回ここで紹介するスライド式トングも、そんなワールドウォークの製品らしい魅力にあふれている。
延ばした状態でロックしてしまえば、スライド式ということを忘れてしまうほどしっかりした剛性感が感じられる。少々水分を含んだ重量のある木の枝も難なく持ち上げることができる。
収納された先端部は、ロックを指先でつまんで解除し、スライドさせ、延ばした状態で再び爪がロックの溝に入って固定される。その「パチン」とした節度が小気味良い。
持ち手は加工性に優れたステンレス材SUS430、先端部は材質自体の反力でしっかりロックが効くようにバネ材を使用。それぞれの役割のため2種類の材質の使い分けが行われている。
収縮動作のロック解除用つまみは、グローブをしていても苦労しないようなサイズとなっている。スライド収縮動作は昭和の合体変身ロボ世代なら大好物なギミックだ！！
先端のギザギザした歯は木をがっちりキャッチして滑らず落とさない。
持ち手には使い込んでも消えることが無いようにレーザーでワールドウォークのロゴが刻印される。
500mlのペットボトルよりも小さい。延ばして使用状態にすると全長は約31.5cm。収納時は約20cm。重量は実測111gだった。軽量だが素材板厚実測１mmあるのでかなり丈夫だ。
| 全長 | 伸ばした状態で約31.5cm、収納状態約20cm |
| 材質 | ステンレス |
レポート：モトメガネ編集部
