ツーリングバッグが必要かどうかは『走る距離』や『旅の荷物の量』で判断
バイクって『荷物をどうするか』が、ひとつの悩みどころです。
もちろん、レンタルバイクを利用する時間や日数、どこへ行くのか、などでも荷物の量は変わってくると思います。
お財布やスマホくらいしか持っていかないから、ツーリングにバッグ類は必要ないという人もいるでしょう。
旅の荷物の量は人それぞれなので、一概にこれが正解! という判断は難しいところですが、ツーリングバッグ類を用意した方が便利なのは確かです。
しかし、大きすぎるツーリングバッグはバイクを借りる店舗まで持っていくのが、結構大変ですよね。
気軽に利用できるレンタルバイクだから、荷物も身軽だと、より快適にツーリングが楽しめるというもの。
そこで、どれくらいの荷物なら、どんなバッグだと快適なのかを検証してみたいと思います。
日帰り程度ならリュックやウエストポーチなどでもOK
写真は筆者の私が日帰りツーリングによく持って行く荷物の一例です。(※天候が晴れ想定のもの)
免許証やETC、保険証などのカード類が入ったお財布、スマートフォンとモバイルバッテリー、ナビアプリを利用する際のスマホホルダーと、寒くなった時用のダウンジャケットなど防寒具といった感じです。
防寒具を除けば、これくらいの荷物ならジャケットやパンツのポケットに入ってしまいそうですよね。
しかし、これくらいの荷物でも、私はウエストポーチかリュックなどの身体に身に付けるバッグ類を持っていきます。
これはあくまでも個人の見解ですが、ライディングジャケットやパンツの中にお財布やケータイが入っていると、膨らみや重さが気になってライディングの妨げになっているような気がするからです。
ツーリングで一日中リュックを背負っていると結構疲れますので、できれば身体に何も身に付けたくないのが本音ではありますが、バイクツーリング用に考えられたリュックは、身体にしっかり密着させることができるように作られているため、一般的なリュックより疲れが少なく快適に設計されています。
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旅先でのお土産を買ったり、脱ぎ着したウェアなどを入れておくこともできるので、日帰りのツーリングならリュックやウエストポーチなど、身体に身に付けるタイプのバッグ類が手軽で便利でしょう。
20リットル前後のシートバッグがあれば泊まりのツーリングもできる!
ただし日帰りの旅なら荷物は少なめですが、1泊2日や2泊3日など、長距離を想定した荷物となると話は結構変わってきます。
上の写真は筆者の私が1〜2泊3日程度のツーリングでよく持っていく荷物の一例です。
日帰りツーリングの荷物に加え、着替えやアメニティグッズ、各種充電器、レインウェアや防寒具などをプラスして持っていきます。
泊まりを想定したツーリングとなると、走る距離や時間も伸びますし、寒暖差や天気の急変もありますので、例え天候が晴れ想定でもレインウェアや防寒具は持っていきたいんですよね。
これくらの量の荷物の場合、20リットル前後のシートバッグが最適でした。
■TOURING SEAT BAG PRO <DH-742> Sサイズ:1万5000円(税抜)
今回使用したのはHenlyBeginsの20リットルサイズのシートバッグです。
一見、宿泊を想定した荷物の量にしては、シートバッグが少し小さいかな?と思いましたが、綺麗に整頓して入れてみると…
20リットルのままで全ての荷物が綺麗に入りました!
シートバッグに入れる時は、重たい荷物を下の方に入れ、よく出し入れするものを上の方に入れると後から使いやすいです。
しかも、このバッグは拡張機能があり、サイドのファスナーを広げれば26リットルサイズに早変わりします。
ドリングホルダーが備わっているのもありがたい!
これならもっと荷物が多い方にも便利ですし、旅先で買ったお土産や、脱ぎ着したウェアなども入れられますから荷物が増えても大丈夫。
レインカバーも付属していているので急な雨でも安心ですね。
あとはシートバッグを付属のコードでレンタルバイクに積載するだけ。
今回はミドルクラスの人気スポーツバイク『CB650R』に積載してみました。
20リットルくらいのシートバッグなら持ち運びもラクですし、積載しても左右に大きくはみ出ることもなく、綺麗に積載できました。
正直な話、日帰りだとしてもツーリングバッグはあると疲れないし、便利なのでおすすめ。
ひとつ持っておくだけで、レンタルバイクライフがグッと快適&楽しくなることは間違いありません!
【文:岩瀬孝昌】