新型『ディオ110(Dio110)』はエンジンも車体も大きく進化!
ホンダ原付二種スクーターのラインアップ中において、最もフレンドリーなキャラクターとなる『ディオ110(Dio110)』が6年ぶりにフルモデルチェンジとなりました!
わかりやすい部分ではヘッドライトの形状が変更されたこと。従来モデルよりも、ちょっぴりキリッとした顔つきになっています。
でも今回の新型『ディオ110』の進化は見た目よりも中身です!
新型『ディオ110(Dio110)』はエンジンが違う!
まずエンジンですが、搭載されているeSPエンジンの一部を新設計。注目すべきはボア×ストロークの変更です。
新型となった『ディオ110』はボア×ストロークが47.0mm×63.1mmとなっています。従来モデルは50.0mm×55.1mmですから、これまでよりロングストローク設計のエンジンとなりました。そこに加えて圧縮比もアップ。低~中速のダッシュ力に重点が置かれている様子です。
また、駆動系にダブルコグベルトを採用することで燃費の向上も図っています。新型『ディオ110』の国土交通省届出値の定地燃費値は59.4km/L(2名乗車時・60km/h)となっています。従来モデルは57.9km/L(2名乗車時・60km/h)でした。
新型『ディオ110(Dio110)』は軽い!
そして、もうひとつの大きなトピックスが新設計eSAFフレームの採用です。
高張力鋼板(ハイテン材)を使用し、高い剛性を保ちつつ軽量化に成功。衝撃吸収力も向上させ乗り心地の良さにも貢献しながら、車両重量が96kgにまで抑えられました。この重量96kgというのは、国産原付二種スクーターとしてはトップクラスの軽さです。(※2021年1月29日現在)
運動性能の向上から日常の扱いやすさまで、4kgもの軽量化は、このクラスのスクーターとして大きな進化と言っていいと思います。
新型『ディオ110(Dio110)』はスマートキーに!
さらに嬉しいのがキーレス化。この新型『ディオ110』からスマートキーが採用されたんです。
街中で乗ったり降りたりが多いシティコミューターは、これがあると抜群に便利!
従来型から受け継がれているアイドリングストップやHonda独自の前後連動ブレーキシステム(コンビブレーキ)に加えて、さらなる使い勝手向上が図られています。
その他、マフラーカバーやフロアステップに幾何学模様があしらわれデザインも進化。メーター周りにECOインジケーターも追加されています。
新型『ディオ110(Dio110)』の価格や発売日は?
エンジンやフレームに大きな刷新を受けた新型『ディオ110』の発売日2021年2月25日となります。
価格はカラーによって違いがあります。
パールジャスミンホワイトとディセントシルバーメタリックは242,000円(消費税10%込)となります。
そしてマット系カラーのマットスターリーブルーメタリックとマットギャラクシーブラックメタリックは245,3000円(消費税10%込)となりました。
(下に続きます)
【こちらも人気】
毎日の通勤や通学、気軽な買い物などに、これまで以上の活躍を見せることは間違いなし。
そのうえで新型『ディオ110』は、走りや乗り心地も進化しています。便利なだけじゃなく、運転する楽しさもアップしていそうで楽しみですね!
【文/北岡博樹】