一例としてホンダ「CT125・ハンターカブ」と新型「PCX」に実際に取り付けてみました。装着は簡単、いずれも汎用パーツなのでさまざまな機種に対応していますよ!
文・写真:西野鉄兵/モデル:福山理子
125cc原付二種など普段から使うバイクにまず取り付けたいカスタム用品
気兼ねなく乗れる50ccや原付二種は、日常生活の相棒にふさわしいもの。ノーマル状態でも便利なのですが、よりいっそう高めたい性能がいくつかあります。
そのひとつが「積載性」ではないでしょうか? 通勤通学に必要なものを積んだり、買い物後に増えた荷物を入れたりと、積載性は普段使いするバイクでは必須といえるかもしれません。
また、積載性を高めれば、週末にちょっとした遠出もできますし、バイクライフの幅が広がります。
この記事では、ハンターカブとスクーターのPCXをモデル車両とし、積載性を上げつつ、そのほかより便利で快適になる、おすすめのタナックス製品を紹介していきます!
ホンダ「CT125・ハンターカブ」をタナックス製品で簡単カスタム
2020年6月に発売されたCT125・ハンターカブ。原付二種モデルの歴史を見ても抜群のツーリング性能を備えた機種だと思います。
そんなハンターカブに何を加えるか……。上の写真のハンターカブには計6つのタナックス製品が備わっています。
① モトフィズ「デジケースマウントAC-L」MF-4737
大きなスマホもすっぽり収まるケース型ホルダー
スマホホルダーは、現代のマストアイテムといえるかもしれませんね。とくに若いライダーの方は、納車後いの一番に装着するという人も多いようです。
タナックス「デジケースマウントAC-L」は、ケースタイプのスマホホルダー。バイクのハンドルに取り付けるための部品もすべてセットになっているので、別途ステーなどを購入する必要などはありません。
② モトフィズ「電波クロック」MF-4672
いつでも正確! 防水デジタル電波時計
最近のバイクはデジタルメーター内に時計が付いていることが多いですが、中には備わっていない機種もあります。CT125・ハンターカブもそのひとつ。
せっかく時計を後付けするなら正確な時刻を表示するものがおすすめ。タナックスの「電波クロック」は、その名の通り電波時計のため1秒のくるいもありません。「メーターに備わっている時計ってけっこうずれるんだよなあ」と思っている人にもぴったりです。
取付ステーは、ミラーと共締めするタイプとハンドルマウントタイプの2種類が同梱されていて、お好きな方で簡単に取り付けられます。
③ モトフィズ「ツーリングコンパス3」MF-4715
意外と役立つ昔ながらの方位磁針
飾りかな? と思った方も多いかもしれません。でも実際に使ってみるとよく分かる! 進んでいる方角が分かるというのは、ツーリング中はもちろん、街中の知らない道を走るうえでも、非常にありがたいものだと痛感します。
取り付けは、本体裏に備わった両面テープでお好きな場所に貼るだけです。
④ ナポレオン「ラジカルミラー」AU-10
可動域の広さと転倒時の壊れにくさが魅力!
バイク納車直後に変えたくなるアイテムの代表格ともいえるミラー。タナックスのNAPOLEON(ナポレオン)は、ベテランライダーなら誰もが知るカスタムミラーの定番製品です。
ナポレオン・ブランドでは、さまざまなバイクに対応する製品がラインナップされています。デザインや機能もさまざまで、ベストだと思えるものが見つかるはず!
ハンターカブに装着したのは、「ラジカルミラー」AU-10。可動域が広く、ノーマルのものよりも自在にこだわりの位置調整が行なえます。
このミラーはオフロードバイク向けの製品のため、万が一の転倒時に壊れにくいのが特長。強い衝撃を受けると、力を逃がすように倒れます。軽さも魅力ですよ。
⑤ モトフィズ「アメリカンツールバッグ3」MFA-10
ハンドルまわりにポケットを増設!
スクーターの場合はフロントポケットが備わっている場合も多いですよね。アレがあるとものすごく便利。ハンターカブの場合は、こんな風にツールバッグを装着することでポケットを増設できます。
この「アメリカンツールバッグ3」の横幅は500mlのペットボトルがちょうどよく収まるサイズ。飲み物を入れたり、サングラスなど小物を入れたりと、付けておけば何かと役立ちます。
取り付けも簡単で、ハンドル周り以外にも機種によってさまざまな場所に装着可能。製品名通り、工具入れにも最適。普段とツーリングとで付ける場所や入れるものも変わりそうですね。
素材は合成皮革のため、本革とちがってメンテナンスがラク。一度付けたら付けっぱなしという方も本革より安心です。
⑥ モトフィズ「ツーリングネット-V LLサイズ」MF-4566
普段から装着しておくと何かと便利!
積載アイテムの定番製品「ツーリングネット」。ハンターカブなどカブシリーズは、大きなリアキャリアが備わっていますよね。そこへこのように装着しておくだけで、不意に荷物が増えたときも安心です。
個人的にはキャンプツーリング装備など大きな大量の荷物をツーリングネットひとつでまとめるのは、落下の危険性が高くおすすめしませんが、日常的にちょこっとしたものを留めるのにはありだと思います。
モトフィズのツーリングネットは、M・L・LL・3Lの4種類が発売中。サイズはそれぞれタナックスの公式サイトに記されていますので、愛車にぴったりのものを選ぶといいでしょう。
【おまけ】ピットギア「耐熱ワックス」PG-206
タナックスではメンテナンス用品も発売中!
タナックスのピットギア・ブランドでは、ケミカル用品をさまざま展開しています。
数々ある製品の中で、すべてのバイクオーナーにおすすめできる製品が「耐熱ワックス」。エンジンやマフラー周りなど、高温になる金属部分に使用できるワックスです。
対応温度は-30℃から250℃! 洗車後にこのワックスを薄く塗っておけば、綺麗な状態が長持ちし、その後軽く汚れても水で流せば再びピカピカの状態に。ときどき塗ることで、結果として洗車はラクになるでしょう。
今回使用した100mlタイプのほか、大容量の300mlタイプも販売されています。
最後に、完成したCT125・ハンターカブ〈タナックス快適便利カスタム〉をもう一度チェック!