一例としてホンダ「CT125・ハンターカブ」と新型「PCX」に実際に取り付けてみました。装着は簡単、いずれも汎用パーツなのでさまざまな機種に対応していますよ!
文・写真:西野鉄兵/モデル:福山理子
ホンダ新型「PCX」をタナックス製品で簡単カスタム
125ccスクーターのベストセラーモデル「PCX」。今回のモデル車両は2021年1月に発売されたばかりの新型です。ノーマル状態でも使い勝手のいいバイクですが、ちょっとしたアフターパーツを装備するだけで、ますます便利な一台に生まれ変わります。
装着したパーツは4種類+バッグ。それではひとつずつ見ていきましょう!
① モトフィズ「デジケースマウントAC-L」MF-4737
スマホホルダーはスクーターにも付けたい!
ハンターカブに装備したものと同じ「デジケースマウントAC-L」。この製品は、ハンドルバーに取り付けるため、スクーターでもPCXのようなバーハンドルタイプなら、難なく設置できます。
角度や向きを自由に変えられるので、中央付近に装着してもメーターを避けられるというのがいいですね。
今回試したスマホ「iPhone XS Max」と「TORQUE G03」はケースの上からでも素手なら液晶を触って操作することができました。むき出しタイプのスマホホルダーはちょっと抵抗があると思っている方にもおすすめです。
② ナポレオン「クラシカル2ミラー」AB2-104-10
ミラー本体の上下位置を自在に変更できる!
PCXには楕円系のミラーが似合いそう、と思ってナポレオン「クラシカル2ミラー」をチョイス。シンプルな形状ですが、カスタム感が強く出ています。
このミラーは、鏡部分の高さ位置を変えられるのが大きな特長。空荷状態ならなるべく狭めて、大荷物を積んだらなるべく外側に、なんて調整ができるわけです。ミラーの張り出しを抑えると通勤時などの街中も走りやすくなりますよね。
汎用性の高いデザインのため、さまざまな機種と合わせやすそうです。カラーはブラックのほかクロームメッキ仕様も販売されています。
このアイテムにも注目!
ちなみにタナックスでは、ミラーの付け根位置をずらす「オフセットホルダー」も好評発売中。これは、ノーマル状態の位置に取り付けるよりも後方視界を確保できたり、上手くスクリーンを避けたりすることができる便利なアイテムです。
30mmずらす「オフセットホルダー30」と、45mmずらす「オフセットホルダー45」の2種類あり、それぞれクロームメッキとブラックがラインナップしています。
③ モトフィズ「プレートフック3」MF-4729
荷掛箇所を簡単に増設する優れもの!
近年、荷掛箇所がリアシート後方に備わっていないバイクが増えています。「プレートフック3」は、荷掛箇所を簡単に増設できるタナックスの隠れたヒット商品です。
取り付けはナンバープレートと共締めするだけ。これでシートバッグの固定ベルトや、ストレッチコードを引っかける場所ができます。
PCXなどスクーターの場合は、シート下に収納スペースがありますが、さらに荷物が増えたときのために、あらかじめ取り付けておくと安心。もちろんスクーター以外の機種にも排気量問わず装着可能。
新しいバイクを納車した直後に、とりあえず「プレートフック3」を装着しておく、という人も多いようです。装着することで折れやすいナンバープレートを守る効果もあります!
④ モトフィズ「キャリングコード3-V」MF-4606
ひとつ携行しているだけで荷物が増えたときも安心!
前ページで紹介した「ツーリングネット」シリーズも便利ですが、個人的にはコードタイプの積載アイテムの方が役に立つと思っています。理由はひとつ。パッキングががっちり決まるから。ツーリングネットではどうしてもあいまいな固定になりがちなものも、コードならビシッと積載できることが多々あります。
モトフィズ・ブランドから販売されている「キャリングコード3-V」は、2本のコードが中央でひとまとめになっているのが大きな特長。コードを失くすこともありませんし、積載にかかる時間を短縮できます。前後左右4カ所にフックを引っかけたら真ん中の留め部分をバランスのいい位置に調整すれば完了。とっても簡単。
PCXなどスクーターの場合は、シート下の収納スペースにひとつ入れているだけでとても心強く感じます。ツーリングネットよりも嵩張らず、携行性も高いですよ。
【おまけ】モトフィズ「シートシェルケース」MFK-264
初めてのシートバッグとしてもおすすめ!
ハンターカブにもPCXにも積載していたバッグはこちらの「シートシェルケース」です。このバッグには、固定用ベルトが同梱されているので、じつはコードやネットを使わなくても積載できます。
しかも固定ベルトは2種類! オーソドックスな前後左右4本の固定ベルトとともに、シートにくぐらせて固定する簡単ベルト「Kシステムベルト」がセットになっています。
容量は25L。日帰りから1泊程度の泊まりがけツーリングにちょうどいいサイズです。分りやすい作りと積みやすい形状、そして適度なサイズ感で、ひとつ持っていると重宝するはず。初めてのシートバッグとしてもおすすめですよ!
最後に、完成したPCX〈タナックス快適便利カスタム〉をもう一度チェック!
まとめ
簡単なカスタムでものすごく便利に! そして愛着もアップ!
いかがでしたか? 今回はどなたでも簡単に装着できる製品にこだわって紹介しました。初心者の方にも「やってみよう!」と思っていただけたら嬉しく思います。どの製品も、車載工具があれば装着できるものばかりです(必要な工具はそれぞれの製品ページから取扱説明書をご覧いただけば確認できます)。
ハンターカブ、PCXともに紹介製品をすべて装着するのにかかった時間は正味1時間ほどです。
ほんのちょっとしたものでもお気に入りのアイテムを取り付けると、愛車に対する愛情はグッとアップします。便利にするカスタムで愛情も深まれば一石二鳥。しかもここで紹介したアイテムは、そのままロングツーリングにも使えるものばかりですよ!
文・写真:西野鉄兵/モデル:福山理子