全日本モトクロスがコロナ禍によって度重なる中止、延期に追い込まれるなか、実質4戦目となった第6戦HSR九州。第4戦のSUGO後、名阪の中止を経て実に3ヶ月ものインターバルがあいてしまったことになる。その間、当然ながら各チームは体制を整え直し、セッティングを煮詰めてきた。GOSHI Racingにおいても、そのある意味での恩恵にあずかれることになった。
![画像: GOSHI Racing Story 21' 入念な準備で意気込み新たに、しかし不運に見舞われる Rd.6 HSR九州](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/10/20/49ccaf352700ad3e9ba72fa8d810e5034791477b_xlarge.jpg)
新作のエキゾーストパイプで低速を整えた
開発の石浦は、このインターバルについてこのように話してくれた。「SUGOからマフラーの仕様をだいぶ変えてきました。名阪に向けて事前テストを繰り返していたんですが、その仕様をさらに改良したのがHSR九州にむけて開発したフルエキゾーストです。
![画像1: 新作のエキゾーストパイプで低速を整えた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/10/20/f255c42bd6e91073641b0a226b8da100fe3c8d5e_xlarge.jpg)
![画像2: 新作のエキゾーストパイプで低速を整えた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2021/10/20/51e6858b2a206e431065b38537c59c20623d04dd_xlarge.jpg)
今までは、低速域が強く、中高速の伸びが悪かったこと、急開時のパワー不足を懸念していたので、このあたりの解決を目指してきました。エキゾーストパイプを長い管長に、マフラーの中身を変更しています。ライダーである大塚豪太のフィーリングとしては、本人が一番欲しいところの特性がしっかりでていると聞いています。