3月14日の開幕戦CGC奈良から7ヶ月が空き、10月17日にG-NETの第2戦となるブラックバレー広島が開催された。日高ロックスが中止となったことで大会数の減少が危惧されたG-NETだったが、日野の後に特別選抜戦・四国が開催されることで全4戦をキープ。有効ポイント制にてシリーズチャンピオンが決定される。

あやと、ケンジ、ロッシ、タイスケ
安定感のある4強がレースをリード

ブラックバレー広島にはG-NET黒ゼッケンライダーの他にも有力選手がたくさん出場していた。エントリーリストを見ると、注目のモトクロスライダーZEROや、CGC奈良で10位に入った波田親男、他にも元黒ゼッケンの上福浦明男や泉谷之則、大西実。ダカールライダーの池町佳生や、大塚正恒、松野孝夫、三輪嘉彦らも注目ライダーだ。

画像1: あやと、ケンジ、ロッシ、タイスケ 安定感のある4強がレースをリード

「新おもてなし」を最初に抜けて行ったのは黒ゼッケン8の原真也。そしてそれに続いたのが、ゼッケン1〜3の水上泰佑、山本礼人、鈴木健二の3人だった。

一周目中盤、頂上に作られたセクション「神棚」での順位は山本、波田、鈴木、水上、原、上福浦、#4原田皓太、高橋博(ロッシ)だった。

画像2: あやと、ケンジ、ロッシ、タイスケ 安定感のある4強がレースをリード

ここで驚きなのは、高橋は昨年怪我による欠場で黒ゼッケン落ちを喫しており、今大会のゼッケンは117。黒ゼッケンの山本、鈴木、水上、原、原田は最前列だし、上福浦は22、波田は15というゼッケンの若い有力ライダーたちに、開始20分足らずで追いついていることが、ロッシ完全復活を実感させた。

その後も#9中野誠也、大西、大塚、ZERO、三輪らが続いた。

また、昨年も最終セクションとしてライダーを大いに苦しめた「組合ヒル」は「新 組合ヒル」となり、今年もチェッカー前の最終セクションとして牙を剥いた。

画像3: あやと、ケンジ、ロッシ、タイスケ 安定感のある4強がレースをリード

ここで最も辛酸を舐めさせられたのが、鈴木健二だ。一周目、トップで到着したものの、7割ほど登ったところでミスし、リカバリーの隙に山本、水上にパスされてしまう。そしてここまでこの3台と共にトップグループを形成していた波田も、ここで大きく遅れてしまった。

鈴木が登頂して2周目に突入した後、スムーズに続いたのは高橋。しかし、この後には大塚や原田、上福浦、原、ZERO、三輪が到着したが、高橋に続く登頂者が出るまでにはだいぶ間が空くことになってしまった。

そんな風に、1周目にして山本、水上、鈴木、高橋の4強が出揃った。

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